KJ WORKSの設計術や家づくりについて私の想いを、日々綴っています。 何か、家づくり、家庭づくり、暮らしの工夫、などなどの"ヒント"になればと考えています。
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今日も、生物のための環境保全に関する面白いニュースがありましたので、取り上げます。
長野県の松川村ではこのたび、世界で唯一の「安曇野松川村すずむし保護条例」が可決されたそうです。スズムシを村のシンボルとしている同村のことを少し紹介しましょう。
この松川村では、20数年前から、有志の方々がスズムシを人工保育し、毎年夏に全国へ向けて小包便で送るという事業を続けてこられたとのこと。4年前には、スズムシを通して村おこし、町おこしを図る自治体などが集まり、この村で「第1回全国すずむしサミット」を開催したとか!
もちろん村のマスコットキャラクターもスズムシの「リンリンちゃん&りん太くん」。同村において、低農薬で生産されたコシヒカリの名前は「鈴ひかり」と、かなり徹底していますね。
今回の条例は、村内全域を保護区域としていて、
〈1〉土地改良事業などの際はスズムシの生育環境に配慮した工法に努める
〈2〉村長が認めた場合以外はスズムシの捕獲を禁止する といった内容だそうです。
村長いわく、「この村の売りは安全、安心な農産物。安曇野の原風景も残っている。スズムシを守ることは、その恵まれた自然環境を守ることであり、地元産品のブランド力が上がることを期待している」。
そう。この村は、スズムシ保護を入口として、村の豊かな自然環境、そして田園風景の保全への道を選択した、ということなんですね。それこそが村の価値を高めるということになると。
単なる話題づくりでなく、そのような観点でこの条例がつくられたことに、私、とても共感をおぼえる次第です。