KJワークス 山口のページ - 北摂 北大阪 注文住宅の間取りを木の家 施工例から解説。

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KJ WORKS 設計士 山口のブログページです。

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溝辺さんさんの家 プランイメージ

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庇の効用

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KJ WORKSの設計術や家づくりについて私の想いを、日々綴っています。
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2. KJ WORKSの設計術の最近のブログ記事

3次元でプランをつくる

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

ご覧の写真、階段を上がりきったところから、下の方を向いて撮ったものです。左側に見えるのがダイニングのスペース。そして、向こうに見える薪ストーブがあるほうが、リビングのスペースです。とても気持よさそうですね!

 

この階段は、幅一間の吹抜の中を上がっていくようになっていて、正面に見える窓から、お日様の光が吹抜の中を落ちていくように考えられています。

 

では、その窓の下の三角はなんでしょう?

 

実は、この写真を撮っているのは2階からですが、リビングのスペースは2階がない、平屋なんですね。2階建の部分にくっついた平屋の部分を「下屋(げや)」と言います。

 

この下屋には当然屋根があるわけですが、その勾配をかなり急にして、この部分の断面が五角形の「家形」になるようにしているんです。そうすることで半分吹抜のような、高さのある空間をつくっているんですね。

 

その下屋の五角形の空間が、2階建の部分の吹抜にくっつくところが、まさにこの三角形ができる部分だというわけです。空中に走る梁には、かわいい人形が飾ってあったりして、何とも微笑ましい感じですね。

 

今日はちょっと説明が必要な写真を取り上げましたが、KJWORKSではこのように、常に単なる「間取り」だけではなくて、3次元でその空間がどう構成されるかをいつも考えています。

 

2次元の間取りに、家の端から端まで同じ天井の高さを与えて空間をつくることはもちろんできます。お客さまにも、そのほうが説明しやすいですし、イメージしていただきやすい。

 

でも、それでは家づくりの面白さ、「空間をつくる」という面白さの一部分しか実現することは出来ません。平面図からは読み取れない、このような立体の造形、3次元の面白さを形にしてこそ、その空間は生き生きとして、人の暮らしに変化を与えてくれる。それこそが、「家をつくる」ことである。そんな風に思っているんですよ。

 

自分の中に出来上がったその空間の面白さをお客さまに伝えるため、模型をつくったり、パースと言われる「完成予想図」を描いたりしながら、今日もまた新しいプランについて、一所懸命にしゃべるわけなんです。

 

それがお客さまに伝わって、一緒に面白がってくれた時、家づくりはもう、半分くらい成功しているのではないでしょうか?



踊場が図書館

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

子供達の本がずらりと並ぶこの本棚があるところ、向こうにも左手にも窓があって、とても気持よさそうな場所ですね。

 

でも、手前に見える床と何だか段差がありそうです。そして、格子になった手摺がついていますよ。

 

そう、ここは階段の踊場。そこの奥行を少し大きめにして、窓の下いっぱいに本棚を造りつけているんです。

 

そうして出来たカウンターの上には、家族の写真を飾っておられますね。とてもいい感じです。

 

どうでしょう?こんな風につくることで、単なる「通過する場所」であった階段の踊場が、なんとも言えず楽しそうな、人の居場所に早変わりしています。広いとは言えないそのスペース、そして他の床との段差が、逆にちょっとワクワクするような独特の空間を生んでいると言えそうですね。

 

もともとKJWORKSでは、階段の踊場を斜めに上がっていくような、三角の段板はつくりません。中心に近いところはとても狭くなって、降りるときに危険ですから。

 

最低でも、踊場は80センチ角くらいの段が2つになるようにします。できればこのように、U字型の階段の踊場は、ひとつの平らな床であって欲しいものです。だって、そうすることで、単なる踊場がこのような「素敵な一畳の図書館」になりえるんですから。

 

危なくないということももちろん大事ですが、家の中に色んな「居場所」をつくることで、家族の暮らしにもうひとつ新しいシーンを付け加えることができれば、それはとても楽しいことですよね。

 

階段の踊場、他にも色んな「小さな部屋」へと変えるアイデアはありそうですよ!



天からの光

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

以前も「トップライト考」という記事を書いたのですが、また別のとても素敵な天窓からの光をご紹介します。

 

この天窓がある場所は、キッチンです。流しの前にも窓があるのですが、お隣りの家との距離がさほどないので、あまり明るくする効果は期待できませんでした。

 

そこで、この天窓です。位置としては建物の東側にあるのですが、お隣の家によって東側が開けていないことから、ここに設けても、南側に天窓を設けた場合のような「明るくて暑くてたまらない」ことにはならないだろうという考えです。「南側に天窓」は、KJWORKSではご法度なんですよ。

 

とにかく、明るくて気持ちがいいですね。以前にも書いたように、建築基準法上の「採光面積」においても、トップライトは普通の窓に比べて同じ面積ならば3倍の採光量があるとされるのですが、この写真を見ると、それが実感できる感じですね。

 

明るさだけでなく、天窓の効果として「上への開放感」もありますね。少し吹抜のような形になり、その上はガラス。気持ちのいい「抜け」が感じられるというわけです。

 

屋根から降り注ぐ光の中、家族がキッチンに集って一緒に料理やお菓子づくりをする。このお宅は娘さんが二人いらっしゃるので、お母さんとの共同作業が、なんだか眼に浮かびます!

 

お日様の光は、それが照らす空間に何か力を与えてくれるようですね。こんな素敵な天窓がある家、これからもどんどんご提案していきたいものです!



あるものを活かしたリフォーム

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

リフォーム工事のご要望を受け、今住んでおられる家にお邪魔したとき、「あ、これはリフォーム後も活かして使いたいなあ」と思うような「素敵なもの」がそのお宅にあると、嬉しくなります。

 

それは、立派な大黒柱や梁であることもあり、床柱や床の間の違い棚などであることもあります。また、これは新築でも一緒ですが、年季の入った素敵なソファや家具なども、活かしたいものですね。古い和箪笥の素晴らしいものに出会ったりすると、これを何とか空間の主役に!と思ったりして。

 

もちろん、それらはかなり古びていますから、汚れを落としたりして、もう一度お化粧をしてあげないといけないことが多いです。ソファなどは布地を張り直したり。でもそうすることでまたそれらが美しさを取り戻したりすると、本当に嬉しいですね。

 

写真のこのリフォームのお宅の場合も、写っているこれらの建具がなかなか素敵なものでしたので、これらを再利用した空間をご提案してリフォーム工事をおこないました。

 

雪見障子や欄間障子。建具というのも、昔のほうが今よりも細かい手の込んだ仕事をしていることも多くて、何とか活かして使いたいなあ、と思うことが多いモノですね。

 

ただ、昔の家の建具は、とても背が低いんです。170センチ台ですから、今の2mくらいの高さの建具に慣れていると、とても低いものですので、そこがネックになることもあります。

 

でも、そんなレトロな雰囲気が好きなお客さまも結構いらしたりして、うまくこの事例のようにそのまま活用できることもあるんです。どうでしょう?欄間があることもあって、そんなに低い感じはないですよね?

 

こんな感じで、昔からその家の歴史を見てきたモノがまた再生して、また新しくなったその家の歴史をになっていく。それはとても素晴らしいことですね。

 

そう考えると、リフォーム工事ならではの、とても意義のあることをしているんだなあ。そんな風に思ったりする私なのであります。



世界でひとつだけのキッチン

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

KJWORKSの木想家では、キッチンも家と一緒に考え、打合せをし、図面を描いて、造りつけることを基本としています。ですから当然、そのキッチンは世界でひとつだけの、その家のためのキッチンになります。

 

キッチンのあるべき形というのも、本当にご家族の暮らし方によって様々なはずで、それを画一的な形状に決めつけてしまうのはおかしい。私たちは常々そう考えているんです。

 

形だけではなく、素材や色も、その家に使われる他の材料との調和を考え、ひとつひとつお客さまと話をしながら選んでいきます。

 

例えばこの木想家のキッチン、吹抜の上から撮っていますので全貌は写っていませんが、周囲の素材たちと何とも言えない絶妙のコントラスト、調和をもっていますよね。自分たちで設計・施工したとはいえ、見ていてうっとりしてしまいます(すいません)。

 

この家にはダイニングテーブルがなく、このバーカウンター形式のキッチン周りで食事をされます。そしてそのカウンターがちょうどテーブルの高さになるように、キッチンの床が他よりも一段下がっているんですよ。

 

カウンターの素材はウォールナット。すっきりとした木の家がお客さまのお好みであることもふまえ、白い壁と唐松の床板の中に、その空間の主役としてくっきりと映える色になっていると思います。とても美しい!また、お客さまもとても綺麗に使ってくださっているのが、とても嬉しいことですね。この写真で、建って3年半も経っているんですよ。

 

背面側のカウンターも同じくウォールナット。そしてカウンター下は引出の収納です。このような収納計画も、世界でひとつだけのキッチンづくりの大事な要素です。

 

どうでしょう?こんなキッチンが他にあるでしょうか?その位置、向き、かたち、素材、中身、そしてそこでの人の動き。すべてを家のプランと一緒に考え始め、そして実施設計でさらに詰めていく。このような長い作業を経て、世界でひとつだけの、そのご家族のためだけのキッチンが出来ていくんですね。

 

普段いつもやっていることなのですが、こうして振り返ってみると、改めてその重要さ、そして責任の重さをひしひしと感じますね。身が引き締まる思いであります。



土間という場所

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

この木想家、玄関ドアを開けて入ると、このように大きな土間が広がっています。そして、左側に見える家族の間との間には建具が用意されていて、開閉が自由にできるようになっていますね。

 

昔の日本の家には、土間はあたり前にあるものでした。とにかく玄関というか入口を入ると土間。そこには竈(かまど)があって、炊事場としても、あるいは作業スペースとしても使われていました。

 

しかし、竈がなくなり、家で農業に関わる様々な作業をすることがなくなってくると、土間はその意味を失い、徐々になくなっていきました。玄関の上がり框までのほんの少しのスペースになってしまっていたんです。

 

でも、現代の住宅でも、住まい方によっては木の床よりも土間の方が相応しいという場合があります。土足のままで裏へ抜けられたほうが良い場合、あるいは焼き物などの趣味のスペースとして、などなど。このお宅の場合は、将来的にそこをちょっとしたお店のスペースとして使うことも考えたい、というお客さまの要望でそうなりました。

 

土間をつくるなら、土間の部屋が別に一室ある、というのではなく、このように通常の床がある部屋と一体としてつくりたいものですね。そうすると、見え方としてはひとつながりの部屋ですから広々と感じられて気持がいい。でも人の動きの上では、土足という違いがありますから、そこが暮らしの上での区切り、変化の場所になってくることもあります。すぐ横にあるんだけど、何か他とは違う場所である土間。そこで生まれる生活の変化。そこが楽しいわけなんですね。

 

さらに、土間にしておくと、この写真のように太陽が燦々と入る場所では、土間そのものに太陽熱を蓄熱することができ、結果的に省エネになる、という効果もあります。通常の木の床ではあまり蓄熱効果は見込めないため、これはコンクリートを使って施工する土間の特色と言えますよね。

 

そんなことで、思い切って土間をつくってみると、色々と楽しいこともありそうです。是非、家づくりをお考えの時、土間という考え方も視野に入れていただきたいものだと、常々思っているわけなのであります。






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