いつもお読みいただきありがとうございます。
ご覧の写真、階段を上がりきったところから、下の方を向いて撮ったものです。左側に見えるのがダイニングのスペース。そして、向こうに見える薪ストーブがあるほうが、リビングのスペースです。とても気持よさそうですね!
この階段は、幅一間の吹抜の中を上がっていくようになっていて、正面に見える窓から、お日様の光が吹抜の中を落ちていくように考えられています。
では、その窓の下の三角はなんでしょう?
実は、この写真を撮っているのは2階からですが、リビングのスペースは2階がない、平屋なんですね。2階建の部分にくっついた平屋の部分を「下屋(げや)」と言います。
この下屋には当然屋根があるわけですが、その勾配をかなり急にして、この部分の断面が五角形の「家形」になるようにしているんです。そうすることで半分吹抜のような、高さのある空間をつくっているんですね。
その下屋の五角形の空間が、2階建の部分の吹抜にくっつくところが、まさにこの三角形ができる部分だというわけです。空中に走る梁には、かわいい人形が飾ってあったりして、何とも微笑ましい感じですね。
今日はちょっと説明が必要な写真を取り上げましたが、KJWORKSではこのように、常に単なる「間取り」だけではなくて、3次元でその空間がどう構成されるかをいつも考えています。
2次元の間取りに、家の端から端まで同じ天井の高さを与えて空間をつくることはもちろんできます。お客さまにも、そのほうが説明しやすいですし、イメージしていただきやすい。
でも、それでは家づくりの面白さ、「空間をつくる」という面白さの一部分しか実現することは出来ません。平面図からは読み取れない、このような立体の造形、3次元の面白さを形にしてこそ、その空間は生き生きとして、人の暮らしに変化を与えてくれる。それこそが、「家をつくる」ことである。そんな風に思っているんですよ。
自分の中に出来上がったその空間の面白さをお客さまに伝えるため、模型をつくったり、パースと言われる「完成予想図」を描いたりしながら、今日もまた新しいプランについて、一所懸命にしゃべるわけなんです。
それがお客さまに伝わって、一緒に面白がってくれた時、家づくりはもう、半分くらい成功しているのではないでしょうか?





