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KJ WORKSの設計術や家づくりについて私の想いを、日々綴っています。
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2008年9月アーカイブ

渋滞をなくすには?

 


『クルマの渋滞 アリの行列 渋滞学が教える「混雑」の真相』  西成活裕著  技術評論社

皆さんは『渋滞学』という学問があるのをご存知でしたか?私も知りませんでしたが、新聞にこの著者のことが載っているのを見て、なんだかとても気になって買ってみました。その名前から何を研究しているのかは大体想像がつくけれど、どのような研究なのか、あるいはどのような成果が出てきているのかは全く想像がつかない、そういうものには読みたくなる魅力がありますよね。

本書において「渋滞」という言葉はかなり幅広い意味で使われています。いわゆる交通渋滞はもちろんですが、人気飲食店の前やスーパーのレジ前の行列、災害時に非難する人々の動き、アリの行列、鰯の群れ、そしてインターネットが「遅い」こと(通信渋滞)などなど。それらのいわゆる「たくさんのものの流れと混雑」を分野横断的に研究し、その仕組みや対処法を解き明かす学問、それが渋滞学なんですね。へええ、という感じです。

WEB上のパケットの流れなどはともかく、車を運転し、レジに並ぶ人々は、それぞれが個性と意思をもち、自分の判断で動いていますよね。このような「自己駆動粒子」のふるまいを扱う際には従来の物理学は役に立たず、全く違うものの考え方が要求されるため、そのような考え方として渋滞学は生まれてきたとのことです。

読んでみてまず驚くのは、車や人の渋滞などは既にかなり理論化、データ化されているんだなあ、ということ。自己駆動粒子の密度と流量をそれぞれ横軸と縦軸にとった「基本図」と呼ばれるグラフを作成すると、真ん中が高くなった山のような形を描くのだそうで、その頂点が「臨界密度」となり、臨界密度以上の状態がすなわち渋滞であると、きちんと定義されています。また、実際の研究においてはそれぞれの自己駆動粒子の動きの元になるルールを見つけ出すことでそれをモデル化し、コンピュータ上でシミュレーションを繰り返すのだそうで、そのあたりはまさに現代のサイエンスだなあ、と感じました。

本書にはさまざまな渋滞の事例とそのモデル化、そしてその対処法などが書かれていて、とても面白いです。普段そういうことを自分が発想するということがないだけに、非常に興味深く読めました。例えば、

・銀行のATMの「フォーク待ち」(こんな呼び名、知ってました?)の長所と死角
・電車の運行間隔の乱れ=ダンゴ運転はこうして発生する
・踏切が引き起こす渋滞はどうすれば緩和できるか

といった感じで、どうです?ちょっと気になりませんか?中でも興味深かったのは踏切の項目で、「踏切前では一旦停止」というルール(これがあるのは世界中で日本と韓国くらいだそうです!)をなくしてノンストップにした場合、車の流量は最大2倍になって渋滞が緩和され、その一旦停止の平均時間7秒の損失を日本全体で時価価値計算すると1800億円になるのだとか。そして一旦停止と再始動がなくなることで排気ガスの減少も見込まれ、その量たるや100万トン以上のCO2削減になるのだそうです。凄いですね!これについては真剣に検討されているようなので、近い将来「開いている踏切はノンストップ」と道路交通法が改正されるかもしれませんよ。

交通のことばかり書きましたが、本来もっとも優先して研究されるべきは、防災の面だと思います。明石の花火大会での歩道橋事故のように、渋滞が元で起こる事故は全国各地で起こっていますし、これからもまだまだ起こる可能性があると言えます。そのような人災を未然に防ぐためにそのメカニズムを明らかにすることはとても大切だし、その意味でも非常に成果が期待される分野だといえますね、渋滞学とは。

実はこの著者には『渋滞学』というもう少し硬めの著書もあるようですが、この「知りたいサイエンス」シリーズは写真や図解を多く用いてわかりやすく書かれている感じで、入門書としては良いように思います。

次の日の定番

 


昨日の我が家の夕餉は、手巻寿司でした。私も一緒に食卓を囲む時にしか登場しない、子供達も大好きなメニューです。酢飯をまぜるサワラの寿司桶をそのまま食卓の真ん中にドンと置いて、家族五人がそれぞれに小さなしゃもじを使って酢飯をとり、思い思いの巻寿司をつくるのは、とても楽しいですね。ビールも進みます!

そして、手巻寿司の次の日に決まって登場するメニューがこれ、『酢飯チャーハン』です!皆さんあまり召し上がったことはないと思いますが、酢の風味がさっぱりとして結構いけるんですよ、これが!これをつくるのは私の担当ですが、残った寿司ネタを小さく刻み、これも残った酢飯と一緒に炒めて、塩と醤油で味付けするだけ。簡単ですね。今回は蛸と烏賊が多く売れ残ったので、食感の良いチャーハンになりました。出来上がり間際に、同じく残り物の貝割大根を刻んで加えるとおいしくいただけます。

実はこのメニューは私のオリジナルではなくて、原典メニューがあるんです。以前吹田に事務所があった頃、その近くにあったお寿司屋さんへランチメニューを食べにちょこちょこ行っていたのですが、そこの職人さんと当社代表の福井がコラボ(?)して作り上げた(と聞いています)、メニューに載っていないメニューがこの酢飯チャーハンだったんですね。これが実においしかった!

そんなことで、家で手巻寿司をした時にも、残り物を使って自分でつくるようになったというわけです。もちろん元ネタほどうまくは出来ませんが、それなりにおいしいし、残ったナマ物に火を加えて食べますから、まあ次の日のメニューとしては丁度いいわけですね。これも、私にとっての「面白い、もったいない」です。

まあひとつ問題があるとすれば、何せ残り物活用ですからあまり量ができないということでしょうか。家族も皆好きなメニューなので、取り合いになったりして結局あまり食べられないこともあるんです...。

靴を修理する

 


仕事の時にずっと履き続けていた革靴が、ついにダウンしてしまいました。底には穴があき、中敷もくたびれ、表面も傷だらけ、満身創痍の可哀想な姿になってしまって...。少々の雨でも構わず履いた私が悪かったのです...。しかし、このスリップオンの靴はとても履きやすくて私のお気に入りでしたので、何とか修理が出来ないものかと、まずは購入店の『Timberland』に持ち込んでみました。私の靴は、全てこのメーカーなんです。

しかし、一応「工場に確認します」とは言ってくれたものの、結果は修理不可。「新しく買ったほうが安くなると思います」なんて、どこかの家電量販店みたいなことを言われてしまいました。同じタイプの靴も、最早どこにも在庫すらないとのこと。う~む...。

修理が出来ないとなるとたちまち困りますので、新しい靴を購入はしたのですが、思い入れのあるこの靴が可哀想で、なんとも諦めきれません。そこで、以前KJワークスのお客さんからお聞きした靴修理の専門業者のことを思い出し、『靴専科』というその店に持っていって、お願いしてみたんです。

色々と痛み具合をチェックしていた店員さん、「かなりくたびれているけど、何とかできると思いますよ!」との返事。私は嬉しくなって、「できるだけのことをしてやりたいので、可能な修理とクリーニングは全てやってあげて下さい」とお願いしました。すると、修理箇所のパーツを色々と出してこられ、靴底や中敷など、どれを使ってどのように修理をするか、打合せが始まりました。色々と決めていきながら、「ものを見ながら細かく打合せをするなんて、ウチの家づくりの実施設計みたいやなあ」と、木想家を建てるお客さんになったような気分です。

そして一通り仕様を決めると、見積もりです。なるべく良い仕様でとお願いしたので、結局この靴をもう一足購入するくらいの価格になりましたが、それでもう一度このお気に入りの靴が甦るなら、それでいいと思えました。

店員さんにメーカーで修理を断られた話をして、「そんなもんなんですかねえ、メーカーのくせに」と聞くと、そういう修理専門の部門をもっているところもあるが、多くのメーカーでは修理部門まで抱えると採算が合わないのでしょうね、とのお返事。私には全く納得がいかない話です。まあ、だからこそ「靴専科」のような商売が可能になるということなんでしょうけれども。しかしねえ...。

そして一週間後、写真のように新品同様の姿で愛靴(?)が帰ってきました。店員さんは「これでまた長く履いていただけると思います」と言って手渡してくれました。靴底、中敷、踵の後ろのカバーなど、みな私が選んだ色で見事に新しくなっています。流石です!

このように甦ってくれたことが素直に嬉しく、この靴を捨てないで済んだことがそれ以上に嬉しく思えます。「面白い、もったいない」をまたひとつ実践できたし、メーカーの姿勢というものについても考えさせられ、我が身を振り返って学ぶこともあるなあ、と感じられました。

今度は大事に、新しい靴と交代で長く履き続けていくぞ!と、靴と自分に言い聞かせております。

太陽で充電

 


ついにゲットしてしまいました。SANYOの「eneloop solar charger」です。

KJワークスとして「環境と健康を考えた住宅」をつくるだけではなく、自分自身もできることからエコな暮らしを実践したいなあと思いつつも、なかなか出来ていない私なのですが、家のあちこちでアルカリ乾電池が使い捨てになっていることや、色んな小型電子機器が毎日コンセントで充電されているのを見て、さすがにこれはちょっといかんぞ、と思い至った次第です。

今までも何度か充電式の乾電池は使ってみたことがあるのですが、段々出力が落ちたり、充電後に放っておくとすぐに使えなくなったりと、あまり実用的でないと感じていました、また、所詮コンセントからの充電ですから、商用電源を使っていることには変わりないわけで、そのあたりもいまひとつでした。

SANYOの充電式電池「eneloop」はその辺りがずいぶんと改善された製品のようですし、デザインもとても美しいですね。そしてこの太陽光による充電セットがあると知り、とても魅力を感じて飛びついた、というわけです。

普段は太陽の熱を利用したOMソーラーを搭載した家をつくっている私ですが、太陽光発電自体を否定しているわけではありません。特にこのような暮らしのレベルでは、充分ためになる技術だと思っています。電卓や、時計もそうですよね。そのうちOMソーラーも、太陽光発電とのハイブリッド化が進むのかもしれません。

自宅に届いたsolar chargerを見ると、最初から単三タイプの電池が四本セットになっていました。早速この電池を太陽光で充電!と思ったら、あれ?ほとんど満タンでした。しかし、梱包されてから私の手元に届くまでに、ものによってはかなりの時間が経過しているはずなので、それだけ充電が長持ちする、ということなのですね。

ということで、まずは太陽光に当てて、充電を開始しました。本体の形もよくできていますね。太陽高度の変化に伴って置き方を変え、受光面の角度が変えられるようになっています。機能美としてよいデザインと感じます。

実はこのsolar chargerの素晴らしいところは、乾電池を日光で直接充電するのではなく、本体内にリチウムイオン充電池をもっているところなんです。日中この内臓電池に発電した分を蓄電しておき、それを充電用に出力するという仕組みなんですね。また、その充電先は乾電池だけではありません。USB出力端子をもっているので、小型電子機器でUSB充電ができるものなら何でも、同じ蓄電分から充電ができるんです!これがいいですね!私が購入することにしたのも、これが決め手でした。

ということで、私達夫婦の携帯電話も、子供達のニンテンドーDSも、上の娘のipod nanoも皆、このsolar chargerからUSBを介して充電することにしました。写真は、私の携帯電話を充電しているところです。また、今後は家中の乾電池を全てeneloopに変えていこうと思っています。このsolar chargerで充電できるのは単三と単四だけですが、単三電池を単一や単二として使うためのカバーのようなものもあるようですから、使えるところはそうしていくつもりです。

正直なところ、この製品自体もそんなに安いものではありませんし、実際どれだけ電気代の節約になるのかはわかりません。おそらく金額としてはたいしたことないのかもしれませんね。しかし私がなによりも大切だと感じるのは、こういうことを通じて自分の子供達に、「面白い、もったいない」的なエコなものの考え方を伝えること、これなんです。それこそが今の時代に生きている大人の務めであるはずですもんね。

そのための道具として、この新しい「お父さんのおもちゃ」には、かなりの期待をしています。是非頑張って我が家のエコに貢献してほしいところであります!

説明不要

 


携帯電話で撮った写真を整理していたら、こんなのが出てきました。
8月17日の朝、会社の最寄駅であるモノレール彩都西駅を出たら、イルカのような物体が空に浮かんでいて、びっくりして撮ったものです。

こういうのは、説明不要ですね。つらつら慮ることもありません。
自然って、面白いですよね。

以上、つなぎのネタでした...。




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