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家族の間に隣接していて、その間の建具は完全に開放することができて、普段は開けっ放し。来客の宿泊などの時には閉めることもできる。そんな「畳の間」をよくつくります。
そのような部屋は、いわゆるコテコテの和風の部屋としてつくり込むと、家族の間の雰囲気との連続感が失われがちになるので、多くは、割とさらっとした感じというか、和風色のちょっと薄い部屋のイメージにすることが多いですね。
そうした部屋では、敷き詰める畳も、黒い縁のあるものでは雰囲気にそぐわないため、縁なしのものになったりします。あるいは縁を付ける場合でも、ほぼ畳の藺草の色に近いものを選んだり。
たまに「琉球畳で」というご要望もあります。もちろんそれでもできますが、藺草そのものから全然違ってかなり荒々しい感じになるのと、コストがかなりアップするので、そのあたりをよくご説明することが大事だと思います。
写真の畳は、よくお薦めして採用されているもので、実はこれは藺草ではありません。紙を巻いて長い「こより」を作り、それを編んでつくった「和紙畳」と呼ばれるものです。これだと見た目はほぼ藺草と似た感じで、あっさりと、かつ丈夫なので、縁なし畳が作れます。
そう、畳の縁をなくすなら、丈夫な表が必要になるんです。というのも、畳の縁の役割とは「角の部分で藺草が折り曲げられたところが最も傷みやすくなるため、そこを保護すること」なんですね。
その役割をするものがなくなるのだから、角を折り曲げても藺草のようにあとでほつれてこない、丈夫な材料が必要になるというわけなんです。それを満たすものが、琉球藺草の表であったり、和紙の表になるということですね。
やはり縁なしの畳の方がすっきりとしてモダンな感じになります。しかし、それが故に長持ちしないというのは本末転倒な話ですから、きっちりと性能を押さえたものを選ばないと、結局あとで後悔することになってしまいます。
「家守り」を自認するKJWORKSとして色々試行錯誤の結果、畳表ひとつにしても見た目と実際の性能、耐久性を併せもったものを提案できるようにしているわけなんです。






