KJ WORKS 設計士 山口のブログページです。
KJ WORKSの設計術や家づくりについて私の想いを、日々綴っています。
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2010年12月アーカイブ
今年一年ありがとうございました。
枯れた瀑布
いつもお読みいただきありがとうございます。
今日は、ちょっと見た目にはとても信じられない写真をweb上で見つけたので、ご紹介します。上の写真がそれなのですが、これは一体どこでしょうか?
聞いて驚くなかれ、これはナイアガラの滝の写真なのだそうです!
私、全く知りませんでしたが、ナイアガラ瀑布の3つの滝のひとつ「アメリカ滝」が、堰き止められて干上がったことがあったのだそうです。びっくりですね。時は1969年。私が2歳の時です。そりゃ知らなくても当然かな?
では、なんでまたあの大瀑布を堰き止める必要があったのでしょう?
答えはこの写真にあります。堰き止められて断崖絶壁となっている滝の下に、おびただしい数の石が転がっていますね。これは、それより以前に水の勢いで岩盤が崩れた際にできたものなのだそうですが、これらの石が滝壺まわりに残っていて、さらに岩盤崩れが続くと、石の破片が積み上がって滝が滝でなくなってしまうという危険があったわけです。
ナイアガラの滝は一大観光名所ですから、それがなくなるのはまずい。というわけで、アメリカ滝に注ぐナイアガラ川の流れを堰き止めるため、2万8000トンもの岩を使ってダムが築かれました。かくしてアメリカ滝はこのように干上がってしまった、ということなんですね。
もちろん、その後本来の目的である石の除去がおこなわれ、さらに岩盤の補強工事もおこなったのち、滝は元に戻されたそうです。
何故かその当時の写真はあまり残っていなかったようで、今回この写真がたまたま民間で発見され、反響を呼んでいるという話だったのでした。
いやあ、あのナイアガラの滝を堰き止めるというのは、とんでもない大事業だったんでしょうね。アメリカという国の底力を感じるような話です。
もっとも、42年前の当時は「自然遺産の保護」という考え方は今よりも薄かったでしょうから、「観光資源の維持」という、ちょっと商売っけの話だったのかもなあ、なんて思ったりします。それをやってしまうところがまたアメリカですね!
ゾウの呼び名
いつもお読みいただきありがとうございます。
今日は動物の話です。
ゾウにはアフリカゾウとインドゾウがいる。そう私たちは子供の頃に習ったのですが、どうもそうではないようですね。
アフリカゾウのゲノム(全遺伝情報)の解析をおこなっていた、米ハーバード大などの国際チームが発表したところによると、アフリカゾウと言われている種の中には、2つの種に分類すべきものがあることが判明したのだそうです。
写真がその2種、左が「サバンナゾウ」、右が「マルミミゾウ」というのだそうです。
以前からこの2種類のゾウは、体の大きさがずいぶん違うため、学者たちの間でも「異種ではないか」との論争があったのだとか。それを今回、ゲノム解析によって確かめることができた、というわけですね。
このゲノム解析というやつがどんどん進むと、このように生物の「種」というもののお互いの近さ、遠さがわかってくるといいます。すなわち、ゲノム情報の差が小さいほど近縁種、大きいほど別の種である、というわけですね。非常にわかりやすい物差しができたということになります。
このような解析を元にして、種がどのように進化してきたかを推し量ることもできてくるといいますから、すごいもんです。
しかし私の場合、そういうことよりも、今回の発見によって、ヘタをすると「アフリカゾウ」という呼び名がなくなってしまう可能性がある、そのことにちょっと驚きと不安をおぼえたのであります。
「アフリカゾウ」という言い方そのものが、ゾウという生き物の大きさやその姿形とシンクロしてしまっていて、これを今更、サバンナゾウとマルミミゾウとに分けて呼ぶということになれば、それはもう違和感も甚だしいということになりそうです。
子どもの歌にもたくさん歌われる「ゾウさん」。種がわけられたとしても、その呼び名は変えないでほしいものですね。
木の面格子
いつもお読みいただきありがとうございます。
「木想家」の1階の窓には、よく木の面格子が付いています。写真のお宅にもしっかりとありますね。
この格子には、もちろん防犯の意味がありますが、アルミサッシに付属のアルミ製面格子よりも、とても品がありますでしょう?雰囲気がいいですよね。
古の寺院建築から、京都の町家にいたるまで、この「格子」という装置は日本の建築の歴史の中で多用されてきて、今やすっかり日本人の美意識、感性の中に浸透し、我々はこのデザインをとても美しいと感じるようになっていると思います。
美しいだけでなく、格子は実際のところ実用的です。上の画像のように、外からは中の様子はなかなかわからないのに、中は結構明るく、中から外はよく見えるんですよ。こんな感じです。これ、上の写真と同じ間隔の格子ですよ。
これには、中と外との明るさの違い、ということや、見ている視点の遠さ近さの違い、あるいは面格子の奥行面が眼に入るかどうか、といったいくつかの理由があるようです。
でも、まさにこれこそ、美しく、かつ実用的な「用の美」ではありませんか。素晴らしい日本人の知恵だと思います。
いわゆる掃出窓には使えませんが、それ以外の引違い窓、上下窓などには面格子が活躍します。トイレなどの小さな窓はともかく、居室の場合は面格子もやはり木でつくりたいと思うのは、上のような意味があるんですね。
ただの防犯ではつまらない。使うならやはり、美しくないといけませんよね!
飲んで効く!緑茶
いつもお読みいただきありがとうございます。
風邪に気をつけないといけない季節ですね。特に年明け1月、2月は例年インフルエンザが猛威をふるう時期ですので、とくに予防と健康管理をしっかりしておきたいところです。
風邪の予防といえば、「うがい」です。水でも効果はありますが、お茶でうがいをするといい、なんてことも言われていますね。
しかし、緑茶はうがいだけでなく、ただ飲んでいるだけでもインフルエンザの予防に効果あり!との研究結果が発表されたようですよ。ちょっと驚きです!
静岡県立大薬学部の山田浩教授らが、緑茶に含まれる「カテキン」と「テアニン」がインフルエンザの発症を抑える効果があるということを、臨床試験の結果明らかにしたのだそうです。
山田教授いわく、「緑茶カテキンがウイルスの周りに付くことで細胞に感染するのを妨ぎます。今回の試験で緑茶の飲用がインフルエンザ予防に有効である可能性が示唆されました。通常の緑茶100ミリリットルにはカテキンが80~120ミリグラム、テアニンは20~40ミリグラム含まれ、緑茶を500ミリリットル程度飲めば十分でしょう」とのこと。
画像がその説明図ですが、なるほど、ウイルスのまわりにカテキンがくっつくことで、細胞にウイルスがくっつく部分を邪魔し、結果として感染が抑制されるということなんですね。なるほど、これはありがたいニュースです!
ちなみに、私は全然知りませんでしたが、インフルエンザだけでなくノロウイルスなどにも、緑茶カテキンがもつ抗ウイルス作用は知られているのだとか。
この冬、緑茶で健康管理!手軽にできそうなので、ちょっと私も意識してみようと思います。
竹の車椅子
いつもお読みいただきありがとうございます。
写真の車椅子、よくあるスチールパイプのものと違って、何だか優しい雰囲気ですね。質感がよさそうで、ちょっと触ってみたくなる感じです。
この車椅子、実は竹でできているのだそうです。開発したのは日本航空(JAL)。これは、空港の金属探知機に引っかからない車椅子、なんです!
車椅子にはどうしても金属部品が使われているため、利用者の方々は、空港で毎回ボディチェックを受けることになってしまう、という苦痛を味わっておられたんですね。
それをなくそうと、日本航空と産業技術総合研究所が共同で開発したのがこの竹製車椅子。開発に4年の歳月を要し、1台ずつ手づくりで製作に1ヶ月かかるとのことで、1台60万円もするそうです。
しかし、車輪だけではなくてボディのフレーム、ブレーキなどにも一切金属は使われず、竹でつくられているというからすごい。車輪についた手でもって回す部分をハンドリムというのだそうですが、そこももちろん竹製。金属とは違う特有のあたたかさを感じられるといいます。
さらに、全体の強度確保や足を載せる部分については、竹の弾性をうまく活かす特殊技術も用いられ、ただ金属を竹に置き換えただけでなく、その特性を活かしたつくりになっているんだそうです。竹によるサスペンションということでしょうか。いやあ、すごいですね。
その製造の難しさやコストから、なかなか一気に普及とはいかないと思いますが、来年1月には大分空港に1台、2月には羽田空港に2台、この竹製車椅子がJALの国内線で試験的に導入されることになっています。
空港を利用する車椅子利用者の方々は、年間に8万5千人もおられるとか。この最新の技術が、少しずつでもお役に立っていけばいいですね。
というか、これなら私も一度、乗って体感してみたいとすら思える、グッドデザインです!





