『五重塔(NHK美の壺)』 NHK出版
いつもお読みいただきありがとうございます。
建築というのは普通、何かしらの「用途」というのをもっているものです。
でも、お寺にある五重塔には、普通の建築のような用途はありません。
仏舎利というお釈迦様のお骨を納める、という意味はありますが、中で何かする、というものではないんですね。
五重塔はむしろ、信仰の対象として、寺院のシンボルとして建てられたもの、外から眺めるために建てられた建築、ということになります。 用途はなくても、寺院にとって大変に重要なものだと言えます。
本書は、その五重塔の魅力をわかりやすく教えてくれる良書であります。
いわく、
・壱のツボ 軒の曲線に木の技を見よ
・弐のツボ 層が刻むリズムを味わえ
・参のツボ 塔に込められた祈りを感じよ
これを読んでから寺院を探訪すると、眼の力が深まって、今までと違う見方が楽しめそうですね。





