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地中のピラミッド

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デンキ予報

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KJ WORKSの設計術や家づくりについて私の想いを、日々綴っています。
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2011年5月アーカイブ

五重塔

 

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『五重塔(NHK美の壺)』 NHK出版

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

建築というのは普通、何かしらの「用途」というのをもっているものです。

 

でも、お寺にある五重塔には、普通の建築のような用途はありません。
仏舎利というお釈迦様のお骨を納める、という意味はありますが、中で何かする、というものではないんですね。

 

五重塔はむしろ、信仰の対象として、寺院のシンボルとして建てられたもの、外から眺めるために建てられた建築、ということになります。 用途はなくても、寺院にとって大変に重要なものだと言えます。

 

本書は、その五重塔の魅力をわかりやすく教えてくれる良書であります。

 

いわく、

・壱のツボ 軒の曲線に木の技を見よ

・弐のツボ 層が刻むリズムを味わえ

・参のツボ 塔に込められた祈りを感じよ

 

これを読んでから寺院を探訪すると、眼の力が深まって、今までと違う見方が楽しめそうですね。



デッキの屋根

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

木の家の「家族の間(いわゆるLDK)」に連続して、デッキがあると気持ちがいいですね。まさにアウトドアリビングという感じがします。

 

KJWORKSの木想家では、このようなデッキ、そして2階にバルコニーを張り出す場合も、それらを木でつくっています。床板や手摺はスノコ状にして、間をあけて張ってあります。それは風通しを確保するとともに、木同士がくっついて雨の後などにジメジメし、そこから傷みが始まっていくのを防止する意味合いがあります。

 

でも、デッキが吹きさらしだと、そこを物干しにしていた場合に雨のことが心配なので、屋根をつけることはできませんか、というご相談、あるいは冬寒いからそこはサンルームみたいに室内になりませんか、といったご相談をよくうけます。あるいは、2階にバルコニーが張り出しているが、そのスノコ床から垂れる水が気になるので、その下にも屋根をつけたい、といった話も。

 

確かにおっしゃることはよくわかるし、そのご要望を受けて屋根をつくることもあります。でも、できることなら、あまり仰々しい屋根をわざわざデッキの上へは付けなくてもいいのでは、と私は思っているんですね。

 

デッキに出てお茶を飲んだり、食事を楽しみたいと思う時期、アウトドアリビングを活用したい時期というのは、やはり気候のいい頃だと思います。暖かくなってきた春、そして暑さが和らいだ秋、そんな時期ですね。

 

そんないい気候のころには、できたらデッキに屋根がないほうが気持ちいいし、バルコニーが上にあったとしても、スノコの間から漏れる光の具合も美しいので、それも楽しんでほしい。そんな風に思います。

 

屋根を付けると、雨の時、そして夏の日除けにはいいですが、上記のような気候のいい頃には逆に重苦しくなってしまったりしますし、冬には室内に日照が入りにくくなる、ということもあるんですね。

 

要するに、日本という四季のある国で、デッキ全面を屋根で覆うというのは、得策でない時期のほうが多いなあ、と思うんです。

 

でも、やっぱり雨除け、日除けがあったほうが、というご要望もわかりますので、そんな時には、「可動式」のものをご提案することもあります。

 

写真はそのひとつの例です。デッキの上に、柱と梁のフレームだけを用意しておきます。そこに、テント布のようなものを引っ掛け、このようにシェードをつくるわけです。

 

もうひとつは、折りたたみ式で伸縮自在の「オーニング」という出幅の大きな庇を設置する手です。店舗などによくありますね。あのオーニングも、布を張ったものです。

 

フレームを用意しておくと、このように布モノで対応もできるし、通常は吊るして使うスダレを、このフレームの上に置いて日陰をつくる、ということもできますよ。

 

季節に応じて、住まい手の方々がそれぞれの設えを楽しめる。そんな余地を残しておいて、あえて最初から全てを完全につくりこんでしまわない。

 

バルコニーやデッキまわりでは、そんな「未完のデザイン」も大事なのでは、と思ったりする私なのです。



地中のピラミッド

 

地中のピラミッド

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今日は、古代史の研究のために最先端のテクノロジーが活かされた、というニュースを少し。

 

写真は、エジプトの航空写真なのだそうです。一部四角で囲われた部分、画像が何だか変な感じですが、この部分は赤外線カメラによる画像を貼り付けてあるようですね。

 

この赤外線カメラ、航空写真として撮影できていることでわかるとおり、上空に設置されています。実は、地上700キロメートルの軌道を周回している、米航空宇宙局(NASA)の人工衛星に搭載されているんです。

 

驚くのはその性能です。まさに最先端と言えるこのカメラ、なんと地上700キロの上空から、地上の直径1メートル未満の物体でもピンポイントで認識できるという、恐ろしいまでの精度をもっているとのこと。

 

その最先端テクノロジーでエジプトを上空から撮影したのは、エジプトの地中に何かが眠っているのではないかという推測を確かめるため。掘削調査よりも広範囲を事前に確認できるという利点があるわけですね。

 

そして、米アラバマ大学による今回の衛生を使った地中調査の結果、おどろくべき事実が明らかになりました。

 

なんと、エジプトの地中には、未知のピラミッドが17基もあり、それを含む千以上の墓、そして3千もの集落らしきものが眠っていることがわかったんです。これは、世紀の大発見ですよ!

 

古代エジプトでは、建造物には石や日干しレンガが使われていました。それらは埋れていた地面の砂や土よりも固く、密度が高いため、赤外線カメラによる撮影ではくっきりと違いが現れ、判別がしやすかったそうです。

 

新しいピラミッドの発掘という、全ての考古学者が夢見る大事業への糸口を発見したこのカメラ、その性能に大いに拍手を贈りたいところですね。

 

でも、おそらくこのカメラは普段、その最先端のテクノロジーを主として軍事目的に使っているのだろうと推測します。

 

そうではなくて、このような文化事業に活用され、人類の文明の起こりを解明する研究に、もっともっと役立ててほしい。今日はそんな風に感じた次第です。



スペースシャトルの後継者

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

いつの間にか、宇宙旅行の代名詞になった感のある「スペースシャトル」。しかし、もうこのスペースシャトルという飛行機のような形をした宇宙船は、引退の時期なんです。

 

そしてこのたび、米航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトルのあとに米国の次代の有人宇宙開発を担う「多目的有人宇宙船」(MPCV)の概要を発表しました。

 

写真がそれなのですが、何だかえらくスペースシャトルとはイメージが違いますね。飛行機型をしていない!

 

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これがその開発機です。スペースシャトルというより、昔のアポロ宇宙船の時に、地球へ帰ってきたカプセルのような形をしていますね。

 

なぜ、スペースシャトルが一気に全然形状の違うタイプの宇宙船に変わるのか。それは、スペースシャトルが担ってきた任務と関係があります。

 

スペースシャトルがなぜあんな形をしていたかというと、それは「資材を運ぶため」だったんです。前の方に操縦席があり、後ろには広い運搬用のスペースがある。それが、あの形だったんですね。スペースシャトルとは、貨物船だったんです。

 

では何の資材を宇宙へ運んでいたのか。それは、あの野口さんも滞在しておられた、「国際宇宙ステーション(ISS)」です。この建設用の資材を運んでいたのが、スペースシャトルなんですね。

 

私が子供の頃、SFの漫画やテレビ番組には、必ず「宇宙ステーション」というものが出てきたものでした。宇宙で長期間滞在できる基地のようなものでしたが、今やそれは、現実のものになったんです。すごいことです。

 

そして、国際宇宙ステーションが完成した今、スペースシャトルというタイプの宇宙船はその役目を終えたというわけです。もちろん今後もISSへの人間や物資の輸送は続きますが、それは主としてロシアのソユーズロケット、そしてアメリカ民間のロケットに役目を譲っていくのだそうです。

 

そしてNASAは、「より遠い宇宙の探査に集中する」という役割分担を設定し、そのために必要とされるのが、今回のMPCVというタイプの宇宙船だというわけなんですね。なるほど、これは人の輸送に特化した形なのか。

 

そうか、宇宙には空気がありませんから、スペースシャトルのような流線型が必ずしも移動に効率的というわけではなく、空気抵抗を考えなくていい以上、形状はあまり航行の良し悪しとは関係ないわけですもんね。

 

ちなみに、NASAはこの新型宇宙船を使って、2025年までに小惑星へ、そして2030年代半ばまでには火星への有人飛行を実現するということです。

 

何だかいよいよ、宇宙への冒険が新たな段階へ到達したように思えて、私などはとてもワクワクするのであります。火星への有人飛行は、人類に何か驚きをあたえてくれるはず。

 

しばらく、この新型宇宙船のフライトを待つことにしましょう。



クレーンの解体

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今日は、クレーンのお話です。住宅の新築よりも、少し規模の大きい話ですが。

 

東京都墨田区で建設中の「東京スカイツリー」、いよいよその全貌が見えてきましたね。このたび、目標の高さである634メートルに達したということで、建設に使われた大型クレーンの撤去作業がはじまったそうです。

 

スカイツリーの中間地点、高さ375メートルの第1展望台の屋上に、東西南北に4基の大型クレーンが設置されていて、その地点より上の工事に使われていたのですが、もう最上部に運ぶ資材がないということで、その役目を終えたということでした。

 

スカイツリーに限らず、大きなビルを建てるときにはタワークレーンが活躍しますが、何だかいつの間にかなくなってしまいますよね。どうやって解体していくのか、ご存じの方は少ないと思います。

 

いわゆるタワークレーンというものは、自分自身の上にそのタワーを継ぎ足して、それをよじ登っていきながら、どんどん高さを増していくものなので、まずはその逆、徐々に高さを下げていくところから始まります。

 

そして設置された高さまで下げたら、そのとなりのクレーンを使って、これを解体し、地上まで降ろします。4基あるクレーンを、この手順で順番に解体していくんですね。

 

では、最後に残った1基は、どうやって撤去するのか?

 

まあ、冷静に考えればそれしか無いのですが、答えは、「解体用のクレーンをつくって解体する」でした。

 

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図のように、解体する予定のクレーンを使って、一回り小さいクレーンをその横に建てます。そして「親」クレーンを解体し、「子」クレーンがそれを降ろします。そして、また「孫」クレーンを建設し...。という感じで、徐々に小さいクレーンにしていくんですね。そして最後は人力で降ろせる大きさのものにし、ようやく終わりです。

 

クレーンの規模が大きくなればなるほど、この建設、撤去の回数も増えていくので、大変ですね。でも、いつの時代になっても、最後は人の手で解体され、運ばれるというのは変わりませんね。

 

スカイツリーのタワークレーンの解体撤去工事は始まったばかり。このような手順を踏んでいくので、かなり時間がかかります。全てのクレーンがなくなるのは、7月中旬、だそうです。ほんと大変ですね!



デンキ予報

 

デンキ予報

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

ご覧の画面、これは携帯電話の画面ですね。でも、天気予報ではなくて、「デンキ予報」になっています!何これ!?

 

実はこれ、携帯電話やスマートフォンで気象情報サービスをおこなっている会社、ウェザーニューズが、新しく始めたサービスなんだそうです。

 

要するに、夏の電力ピークを控えて、今の電力需要を予測するサービスというわけなんですが、天気予報に引っ掛けたネーミングが面白いですね。でももうひとつ面白いのは、サービス供給側による一方的な予測ではなくて、ユーザー参加型のサービスだということです。サービス名も「みんなで作る デンキ予報」となっています。

 

電力の需要というのは、気象観測データだけで計算できるわけではなく、冷暖房の使用や調節に直接影響する、人間の「体感」によって大きく左右されているのだそうです。確かに、それはそうですね。電気を使うも使わないも人間次第、ということです。だとすれば、その体感データを集めることで、より精度の高い情報を発信することができる。そういう理屈なんですね。

 

ユーザーがこのサービスを利用するときには、まずGPSの位置情報を送り、それに加えて「自宅」「店舗」など、どんな建物内にいるのか、「暑い」「肌寒い」などの今の体感はどうか、を報告します。屋外の場合は現在の天気も一緒に送るわけです。

 

それを解析することで、そのエリアの1時間単位の予想電力使用量を算出し、ユーザーはそれをグラフで確認することができる、という仕組みになっています。なるほど、面白いですね。

 

最近、本来の天気予報や交通情報などについても、ユーザーからの情報のフィードバックを反映することで、さらに精度を向上させるというサービスは、徐々に広まっているように思います。ユーザー側も気軽に情報を送っている、ということですよね。その垣根はどんどん低くなっていることを感じます。

 

このデンキ予報は、ユーザーの体感データにかなり依存していますから、まさに双方向の情報通信ができていないとそのサービスが成立しないことになります。まさに、今だからできるサービスだとも言えますね。

 

その意味でとても面白いし、このサービスがうまくまわるかどうか、私としてはそこに、かなり興味があるわけなんです。






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