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外壁に面して吹抜があると、とても気持ちがいいですね。空間の高さが確保できて、とても開放感があります。 また、空間に高さがあるということは、2階の窓からの光が建物の奥まで届き安くなるので、とても明るい「家族の間」になりますよ。
でも、ちょっと気になるのは、その2階の窓のお手入れのこと。「どうやって拭くの?」というご質問を時々いただきます。実際には、人間が触らない窓のガラスは、そうそうすぐに汚れたりはしません。でも窓枠のところにホコリが溜まったりと、清掃の面で気になるところは、確かにありますね。
お客さまとの話の中で、そういった清掃のこと、それからもうひとつ大事な窓の役割である「風通し」のことで、「吹抜の窓も開けられるようにしたいなあ」、ということになった時、写真のようなスペースが登場します。
通常の廊下よりも幅の狭い、しかも床がスノコになっている小さな通路。これを、キャットウォークといいますね。
これがあると、そこを通って窓を開けに行くことができるので、吹抜部分でも風通しをコントロールすることができます。また、このキャットウォークがあることで、窓を大きな掃出し窓(床までの窓)にすることもできて、さらに明るくするということもできます。床がスノコなのは、光が少しでも間から落ちるように、ということと、軽やかな感じにつくりたい、という理由があるんですよ。
でもこのキャットウォーク、実際にはもっと色々な使われ方をしていますね、住んでからのお客さまの家にお邪魔すると。このお宅では、観葉植物が置かれたりして、一種の飾りのスペースとしても使われています。
それも素敵ですが、暮らしの中での実用的かつ効果的な使い方は、やはり「物干し」ですね!雨が降りそうな感じの日の
室内物干として使ったり、花粉が飛ぶ時期に、キャットウォークの手摺が布団干しになったり。結構便利なようです。
お客さまの家にお邪魔した時、元々そういう打合せでつくったのではないキャットウォークに布団が掛かっていたりすると、ああ、これならもっと幅を広くして、布団干しがしやすくすればよかったなぁ、なんて思ったこともありましたね。
日が良く入り、また吹抜横ということで空気もよく動いているキャットウォーク。うまく使えば、ただ窓を開けに行くため
だけでなく、色々と用途が考えられそうな、楽しい可能性を秘めたスペースなんです。
ただ、軽やかにつくるということは、逆に言えば少々危険である、ということ。打合せの段階で、その効果と使い方をよくよく話し合って、作り方や仕様を決めるのが、とても大事であります。






