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2011年7月アーカイブ

一緒にやろうよ

 

一緒にやろうよ

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

先日25日、御堂筋沿いに設置されている彫刻19体に、何者かが赤い服のような布を取り付けたのが発見されました。真夏のミステリーということで、話題になりましたね。

 

「犯行」がおこなわれたのは、24日夜から25日の未明にかけて、のようです。それぞれの彫刻に合わせて、少女の像にはワンピース、婦人の像にはドレスと、デザインもちゃんと考えられていたらしい。

 

私も、「ファッションデザイナー志望の若者の仕業だったらなぁ」なんてツイートしたりしたものですが、結局のところ真相はわからずじまい、のようですね。

 

大阪市の担当部署は、大阪府警東署に被害届の提出も相談したのだそうですが、彫刻に破損がないこともあり、最終的には提出を見送ったそうです。「悪質ないたずらはやめてほしい」との警告が出されていました。

 

ところが、この事件について平松大阪市長は、 「怒られるかもしれないが、正直(現物を)見てみたかった」と発言されたんです。彫刻に合わせてデザインされた「衣服」の芸術性にも触れ、「19体にそれぞれメッセージがあるようで、ミステリーを感じる」との言葉も出たそうです。

 

私は普段からTwitterで、平松市長のツイートを拝見しています。その冷静な知性と温厚なお人柄が伝わってくるようなツイートにはとても好感がもて、愛読していたのですが、この発言で、さらに平松市長の器の大きさを感じましたね。

 

市長はさらに、「とがめるつもりはなく、むしろ申し出てほしい」とも発言され、ついには市がこの9月に初めて開催するデザインイベントへの協力までも呼びかけられたそうです。このイベントは、若手の芸術家を育てるためにおこなわれるもので、「アートはそこで、一緒にやろうよ」というわけですね。

 

いやあ、何とも清々しい気分になります。

 

もちろん今回の所業は褒められたものではありませんが、市長はそこに、何か「表現を欲するエネルギー」を感じられたのでしょう。そして、それをあえて咎め立てせず、このような大きな懐をお見せになる。

 

私も芸術を愛するものの一人として、平松市長のご意見に、心から賛同するものであります。その9月のイベントに、何か素敵な出来事が起こったら、とても面白いでしょうね。



間伐材と子豚ちゃん

 

養豚と間伐材

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

林業という、杉や桧を育てる仕事の中で、否応なく出てくるのが、いわゆる「間伐材」です。通常のサイズの製材ができる以前に間引きされた木材の利用法は、林産資源の有効活用という意味で、大変重要なものなんですね。

 

KJWORKSでも、間伐材を利用した集成材パネルなどを使って、少しでもそのお役に立てたら、と思っていますが、今日は面白い間伐材の利用法を知りましたので、少しご紹介を。

 

写真は、広島県で建設業と産業廃棄物の収集運搬業をしておられる社長さんです。この度、ご覧のように養豚業を始められたとのこと。そこに、色々なリサイクルのアイデアを盛りこんでおられます。

 

まず、この豚舎は、既存の養鶏場を地元産の杉材、桧材を有効活用して改修したもの。広い豚舎にして、ストレスなく飼育できることを目指しているそうです。

 

そして、ブタちゃん達の足元に見える土のようなもの。これが間伐材の活用で、ウッドチップを敷き詰めた「バイオベッド」なんです。間伐材を粉砕したウッドチップを、なんと1mもの深さに敷き詰めています。この量に意味があって、ウッドチップ内に住む微生物の働きで、ブタちゃん達の排泄物を自然分解する仕組みだとか。それによって、あの独特の臭いも少なく抑えた快適な飼育環境づくりが実現できるんです。なるほど、うまいですね。

 

さらに、このブタちゃん達の飼料は、近隣の食品工場や道の駅から集めた、いわゆる「食物残渣(ざんさ)」を加工したもの。日本畜産という会社が、それを可能にする特殊技術の提供をしています。こういった飼料のことを、「エコフィード(食品循環資源利用飼料)」というのだそうですね。これもリサイクルです。

 

そしてそして、ブタちゃん達がいなくなった後のこのバイオベッドは、自然分解した排泄物と合わせて、良質な肥料として出荷できるのだそうです。いや、無駄がないですね。素晴らしい!

 

間伐材リサイクルと食品リサイクル。そして養豚という過程を経てできる、良好な環境と飼料による美味しい豚肉と、そして農作物のための良質な肥料。

 

廃棄物というマイナスをプラスに転換する、何だかワクワクするような事例ではありませんか。面白い!



ペットボトル症候群

 

ペットボトル症候群

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

去年ほどではないにせよ、今年も暑い日が続きますね。こんな時、気をつけなければいけないのが「ペットボトル症候群」なのだそうですが、不勉強にして私、この言葉の意味を知りませんでした。

 

ペットボトル症候群の正式名称は、「ソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトーシス」というそうです。糖分を含んだペットボトル飲料を一気に大量に飲むことが原因で、急激に血糖値が上がり、さまざまなよくない症状を引き起こすものなんですね。

 

血糖値が一気に上がると、元々それを一定に保つ働きをしているホルモンである「インスリン」の働きが低下してしまいます。インスリンが欠乏すると、ブドウ糖をエネルギーとして使うことができなくなり、かわりに脂肪などを分解するはたらきが生まれる。その際に「ケトン体」という代謝成分が増えることになり、それは血液が酸性になることを意味するのだとか。

 

それにより、意識が朦朧としたり、気だるさ、倦怠感が生まれたり。症状がひどい時は、昏睡状態に陥ることもあるようです。おお恐ろしい。

 

ペットボトルで売られている清涼飲料水、いわゆるジュース類には、1リットル当たり100グラム前後もの糖分が含まれているそうで、一般的なサイズである500mlだと50グラム。角砂糖1個が5グラムとすると、10個分も入っているのですね。なるほど、そりゃあがぶ飲みはいけないですね。

 

スポーツドリンクや果汁を用いた野菜ジュースなどにも糖分は入っていますから、それなら大丈夫と安心して摂取していると、やはり危ないそうです。

 

私自身はジュースというものをあまり飲みませんので、「だったらそんなもん売らなきゃいいのに」とも思ってしまいますが、まあメーカーとしてはそうもいかないところ。街中に自動販売機があふれる日本の社会では、やはり本人の意志でこのような糖分の多い飲料は避けるようにするしかないのでしょうね。

 

ちなみに、木の家づくりを好まれる方には、ジュースよりお茶の好きな方が多い。私は今までの経験からそう思っているのですが、自分の感覚としても、喉の渇きを癒すのにはやはり「麦茶」が一番だと感じます。

 

このブログを読んだ方は、子供さんがいらしたら、そんな恐ろしいこともあるのだと、伝えてあげてくださいませ。

 

この夏は、自分の体のためにも、糖分控えめで、お茶やミネラルウォーターで乗り切っていきましょう!



機械遺産

 

機械遺産

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

皆さんは「機械遺産」というものがあるのをご存知だったでしょうか?私も今回はじめて知りました。

 

日本の機械技術を保存・継承することを目的に、日本機械学会によって「国内に現存し、歴史的な意義をもつ機械」が選出されるもので、同学会が2007年から選定しているのだそうです。

 

今回選定された機械遺産は7件。これまでで計50件も、選ばれているんですね。

 

このたび晴れて機械遺産となったものは、例えば、本州と北海道を結ぶ大動脈として活躍した「青函連絡船及び可動橋」。日本の繊維産業の発展に貢献した、蒸気機関を動力源とする「豊田式汽力織機」などです。

 

その中でも、建設業に従事する私のアンテナにピピっときたのが、画像のパワーショベルです。この油圧ショベル「UH03」は日立製作所の建設機械製造部門(現日立建機)によって、1965~68年に製造されたものです。

 

それまでにも油圧ショベルはあったのですが、ヨーロッパの技術によるものでした。そんな中で、純国産技術を用いて開発された画期的な1台がこれ、「UH03」なんですね。

 

それまでの輸入型ショベルが採用していた1ポンプ1バルブ方式をやめ、2ポンプ2バルブ方式を採用したことで、複合的な動作がよりしやすくなり動作速度もアップ。作業の能力が飛躍的に向上したそうです。また、ブームを2本のシリンダで駆動させるといった新しい方式も採用されました。

 

この画期的な1台の開発によって、油圧ショベルにおける日本のシェアが急速に向上し、現在は世界シェアの約7割を閉めるといいますから、まさに歴史的な意義の深い、「機械遺産」に相応しいものと言えますね。素晴らしい!

 

実際のところ、この写真を見て、昭和40年に開発されたものとは思えないですよね。今工事現場で動いているパワーショベル達と、ほとんど違いがありません。これ、45年前の機械、なんですよ。

 

それほどまでに時代を先取りした素晴らしい機械、それを開発した当時の技術陣に、惜しみない拍手を贈りたいと思います。

 

現在は、茨城県土浦市にある「日立建機土浦工場」において、このUH03の第1号機を展示しているそうです。写真はその1台のものなんですが、心なしか、なんだか誇らしげに見えるのは、私だけでしょうか?



さくらんぼエキス

 

さくらんぼエキス

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

山形産「佐藤錦」。サクランボは私の大好物であります。味もさることながら、アメリカのブラックチェリーと違って、この色の美しいこと!毎年の初夏の味覚、見て楽しみ、味わって楽しんでおります。

 

このサクランボ、でも美味しいだけではなかったようです。サクランボから抽出したエキスから、新たな発見があったという話を見ましたので、少し取り上げます。

 

天然素材の生理機能について続けられてきた山形県での研究から、サクランボのエキスには、お肌の保湿成分の元になるタンパク質の合成を促進する作用があると発見された、というニュースでした。

 

人間の皮膚というのは、表面から順番に「表皮」「真皮」「皮下組織」と、大きく3つの層からできているそうです。その表皮の底の部分にある「表皮角化細胞」は、「ケラチン」や「フィラグリン」といったタンパク質を合成してくれ、その後にいわゆる「角質層」になって剥がれ落ちる。いわゆる「あか」ですね。

 

この表皮角化細胞によって合成されたケラチンタンパク質やフィラグリンタンパク質がアミノ酸に分解され、それが天然保湿成分となるのですが、サクランボからのエキスはこれらのタンパク質の量を増やしてくれる効果があるのだとか。

 

なるほど、食べて美味しいだけでなく、皮膚の保湿機能の改善や肌荒れの防止といった新たな機能があるとわかったら、今よりさらに、特に女性には人気が出るのではないでしょうか。

 

また、今回の成果は、サクランボのエキスを食品以外にも活用できないか、という研究から生まれたもの。今回の発見で、このエキスが天然化粧品の原料としての価値をもつということがわかり、今後のさらなる研究と製品化にはずみがついた、ということにもなりますね。

 

サクランボからできた化粧水。まあ、私が使うことはないでしょうが...。

 

でもサクランボ好きとしては、あの味の爽やかさを思い出すだけで、きっとその化粧水はいいもんに違いない、と勝手に早合点してしまうのでありました。

 

ああ、いかん、食べたくなってきました!



最後の勇姿

 

 

最後の姿

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

この画像、スペースシャトル「アトランティス」の姿なのだそうです。

 

地球への帰還のその直前、光り輝くその姿は、国際宇宙ステーションから撮影されたもの。高度400キロの上空から、高度100キロ前後で大気圏に突入したアトランティスの、光の跡。

 

ほんとうに偶然、国際宇宙ステーションが着陸地である米フロリダ州のケネディ宇宙センターの上空の軌道上にいたため、撮影が可能だったそうです。

 

ご存知のとおり、スペースシャトルの歴史は、今回のアトランティスで幕を閉じるのですね。その最後の最後に、今まで撮られたことのない、30年間のシャトルの歴史の中でも、初めて撮られた、その勇姿。

 

30年前、中学生だった私は、新しい「スペースシャトル」という宇宙船の登場、その姿に、心が踊りました。

 

すごい、宇宙への旅がこれで可能になる、そう思いました。

 

あれから30年。その歴史の最後の姿に、宇宙への夢をくれた「スペースシャトル」というものの素晴らしさを思います。

 

今夜は素直に、その美しい光に、ただ感動していたいと思うのであります。






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