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KJ WORKSの設計術や家づくりについて私の想いを、日々綴っています。
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2011年10月アーカイブ

讃岐探訪

 

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ご愛読、ありがとうございます。

 

アップが遅くなりましたが、先日、香川県のお仲間、株式会社 菅組さんを訪ね、色々と勉強させていただきました。当日のTwitter、Facebookでは「うどん」のことばかりつぶやいていましたので、今日はちょっと真面目に...。

 

写真は快晴の中、とても素晴らしい姿を見せている讃岐富士ですね。この地で、木の家、そして施設建築、さらには社寺建築と、とても手広く建設のお仕事をされている、菅組さんなのです。それらを、画像を中心にお話ししていきましょう。

 

当日は北海道伊達市の小松建設さん、小松社長ともご一緒で、まず朝お会いして、朝うどん(2玉)。それから見学の旅スタートです(笑)。

 

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まずご案内いただいたのは、社寺建築の刻み場。素晴らしく美しい桧材を、おそろしく切れそうなノミで刻んでおられました。また、その2階には床に直接建物の原寸図を描く「原寸場」が設けられています。社寺の屋根や飾り物をつくるには、必須のものなのでしょうね。

 

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次はショップや古材倉庫、薪ストーブの展示がある「古木里庫(こきりこ)」です。大きな瓦がお出迎え。そして菅社長がお得意のビオトープが前にありました。水の循環などさせなくても、中の生態系がうまく整っていれば、ほとんど何もしなくていいそうです。

 

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上が薪ストーブの展示スペース。とても洒落ていますね。ストーブの後ろが大きなはめ殺し窓というのも、カッコいいなあ、と思いました。

そして下は古材の倉庫。古い建物の解体現場などから集めてきた古材や古建具がところ狭しと並び、お嫁に行くのを待っています。最近は店舗などでよくこのような古いものが使われるようですね。

 

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菅組さんの施工事例も拝見できました。これは焼杉の外壁と緑化屋根の下屋をもつお宅。薬剤処理の偽物ではない本当の焼杉は、とても風合いがいいですね。手が真っ黒になるので、施工はたいへんだそうですが。

菅さんの家づくりの「記念行事」として、「大国柱伐採ツアー」があります。その伐採した大木を無駄にせず使うということで、元玉、二番玉、三番玉と、その全てが建物に活かされています。写真はその大木のてっぺんの部分。枝をうまく使って、玄関の帽子や荷物掛けに。とてもいいアイデアだし、その思想が素晴らしいです。

 

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外観を含めて3軒のお宅を拝見しましたが、どこでもおこなわれているのが、植樹です。KJWORKSと同様、菅組さんも「宮脇式」の植樹、森をつくる運動に賛同しておられて、家づくりの記念植樹を進めておられるんですね。鎮守の森の樹木であったり、里山の樹木であったり、街に緑を増やす活動、見習わなければと思いました。

 

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次なるここは高松にある「エコショップ すが」です。家づくりに使う自然素材、そして木の家に似合う小物たちを扱っておられるショップですね。KJWORKSのかぐらと共通するものもあり、またちょっとテイストの違うものもあり、その比較が自分を客観視することになり、勉強になりますね。

 

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そして最後はこれ。今や菅さんと言えばベーハ小屋です(すいません...)。讃岐富士に代表される「おむすび山」と並ぶ香川のとても素敵な景観をつくっている、元はタバコの乾燥小屋だった可愛い建物たち。越屋根を持つそのスタイル、自然の素材が徐々に朽ちていくその風合い、私もいっぺんで虜になってしまいました。

 

そんなことで、一日たっぷりと様々な場所を見せていただきました。もう、頭がお腹いっぱいです。ご自分の愛車で終日ご案内下さった菅社長には、心から感謝です。ありがとうございました。

 

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最後にこれは番外編。香川の民家には、外壁の黒漆喰にこのような鮮やかなブルーのラインが入っているものが多く見られます。これは群青の色を入れた漆喰細工で、「水」をデザインしたもの。火除けのおまじないなんですね。私も全国色々な場所で民家を見ていますが、これは他の地方では見たことがありません。このブルーのラインで、重厚な民家にとてもモダンな感じが生まれて、私はとても好きですね。

 

讃岐国、香川。その地、その風景、その家づくり文化、色んなものを体験できた、実り多い一日だったのであります。本当にどうもありがとうございました。



投げて火に入る

 

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ご愛読、ありがとうございます。

 

あってはならないことですが、木造住宅をつくっていて一番恐いのは、やはり火災です。そのための備えとしての設備として、火災報知器の設置が住宅でも義務づけになっていますね。

 

火災が起こった際の備えとしてご家庭内に常備されているのは、やはり消火器が最も多いのではないでしょうか。しかしこの消火器というもの、普段滅多に使わないだけに、いざという時の使用に不安があったり、お年寄りや子供には扱いにくいなどの問題点も指摘されているようです。

 

それに対応して、最近は「ボトル型消火器」というものが徐々に普及し始めているのだそうですよ。写真はそのひとつ。このような従来の「赤い消火器」ではなく、緑や青の「薬品」という感じの商品も多いようです。

 

ボトル型消火器は、火災の際には、火元にそのまま投げつけて使います。そうすると中の消火剤が気化して、冷却、燃料連鎖反応抑制、酸素遮断という3つの効果を発揮し、燃え上がる炎を鎮火してくれます。ペットボトルほどのコンパクトサイズで収納もしやすいですが、消火効果はこのボトル3本で消火器1本分といいますから、結構高性能なんですね。

 

何と言っても、「ただ火に向かって投げつけるだけ」というのがいいですね。誰でも理解でき、普段やっているやっていないに関係のない操作方法です。お年寄りや子供たち、さらに幼児を抱っこしているお母さんにも、簡単に片手で操作できます。

 

火災が実際に起ったら、おそらくほとんどの人はパニックになってしまうでしょう。そんな時には、これ以上簡単な操作方法はない、こんな製品こそふさわしいと感じます。

 

食品添加物などにも使用されている無害な成分が使われている製品もあるようなので、それなら「木の家」にも安心して常備できそうです。

 

火災は、まず起こさないことが最重要。ですから考えてみれば、消火器という製品は「使われないことが最も大事」という変わったプロダクトなんですね。そのためでしょうか、長い間消火器といえば「あの色、あの形」でした。

 

しかしこのボトル型消火器、ついにその牙城を崩しそうな予感がする、画期的なもののように思います。

 

数年もすればこれらのボトルに取って代わられ、あの製品を表す言い方であった「消火器」という言葉も、なくなるかもしれない。そんな気すらするのは、私だけでしょうか?



レッツ、トランスフォーム!

 

トランスフォーマー

 

ご愛読、ありがとうございます。

 

今日はとてもユニークかつ優れたデザインの自転車をご紹介します。

 

写真の自転車「Taga」、右側の姿は、子供を乗せて一緒に走ることができる3輪自転車です。

 

左側は同じく3輪のベビーカー。一見同じシリーズの別製品のようですが、これは右の自転車が変形(トランスフォーム)した姿なんですね。

 

自転車でお買い物に行き、そこでトランスフォーム!ベビーカーとして歩道や店内も動くことができるというわけです。なかなかの優れものではありませんか!?

 

この3輪自転車は、日本のものではありません。オランダ製です。オランダは、日本ではあまり知られていませんが、自転車大国なのだそうですね。街中の乗り物として非常に普及しており、かつ様々な用途に沿ったデザインの自転車があるそうです。

 

この製品もそのひとつですが、デザインとしても美しく、かつその変形がスムーズ。たった20秒でトランスフォーム可能です。こちらに動画があります。
http://www.tagabikes.com/taga-video.asp?lang=eng

 

私がなるほど、と思ったのは、子供が乗っている椅子を一旦脇へ置いて、それから本体を変形し、最後に椅子を戻すところ。流石に子供が乗ったままはできないし、といって一旦降ろさないといけないなら、幼児を乗せている場合は難しいですものね。

 

また、ベビーカーになった時にとてもコンパクトになっていることにも、感心しました。

 

今まで、自転車とベビーカーは両立していませんでしたから、車にベビーカーを積んで、チャイルドシートに小さいお子さんを乗せ、現地についたらベビーカーに乗せかえて、店に入る。このような移動方法が普通だと思います。

 

しかしこの自転車があれば、至近距離の店舗にまでわざわざ車を使わなくてもよくなりますね。それは、とても無駄のないECOなことだし、健康にもいいことだと思います。

 

今はまだ日本では販売されていないようですが、このユニークな自転車、是非普及していってもらいたいと私などは思います。環境にも健康にもいいし、何よりこれに子供さんと一緒に乗っている姿は、とてもカッコ良さそうですもんね!

 

※この自転車の魅力がとてもわかりやすいHPです。
http://www.tagabikes.com/



地震の間

 

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ご愛読、ありがとうございます。

 

写真は東京大学の「赤門」ですね。先日初めてこの東大本郷キャンパスへ行く機会があったのですが、この本郷キャンパスの場所には、昔は加賀藩江戸上屋敷があったそうで、この門もその上屋敷の門だったのですね。

 

その加賀藩江戸上屋敷に、「地震の間」と呼ばれる特別な部屋が設けられていた、というニュースを見ました。加賀八家と呼ばれる名家、横山家に伝わる絵図に、その存在が描かれていたそうです。

 

地震の間とは、その名の通り、地震への備えを施した部屋のことです。私、恥ずかしながらそういうものの存在すら全く知りませんでした。しかし、京都御所や彦根城にもあるもので、かつて存在した江戸城にはそのような部屋がいくつもあったのだとか。いや、びっくりです。

 

どの場合も、天皇や将軍が日常生活を過ごす御殿の近くにあって、地震の際に逃げ込むためのものだったようです。御殿が倒れても影響がないよう、少し距離を離して建てたといいます。火災の場合の消火も考慮して、池などの水辺に設けることが多かったようですね。

 

地震に備えた建物の構造はそれぞれの場合で異なっています。江戸城の場合は四隅に柱を3本ずつ立てて強度を増す「耐震構造」、彦根城の場合は木製 のてこで建物を支える「免震構造」なのだそうです。京都御所の場合は、軽く倒れにくくするため茅葺きとし、さらに掘っ立て柱を地中で連結していました。これで直下型地震の突き上げにも耐えることが可能であったと。

 

今回その存在が確認された加賀藩江戸上屋敷の地震の間も、その大きさや構造、そして庭園の中という立地から、京都御所と同じ構造だったと見られているようです。普段は茶室としても使われていたと思われます。

 

いや、この地震の間、実に面白いですね。江戸に暮らす人々も耐震の備えをしていたこと、そして今でいう耐震構造や免震構造など、さまざまな方式を編み出していたこと。素晴らしい創意工夫だと思いますし、とても興味深いです。

 

江戸時代の木造建築は、現代に比べて、暑さ寒さにはあまり対応しているとは言えません。そのような時代でもこのような地震対策が施されているということは、江戸の街にはそれだけ地震が多かった、ということなのだと思います。

 

それにくらべて、加賀藩の地元である金沢は、今でも有感地震が少ないところです。加賀藩江戸上屋敷に詰めることになった加賀藩士達は、江戸の地震の多さにさぞや驚いたのでしょう。そしてすぐさま屋敷に「地震の間」を設けた、ということなのでしょうね。

 

地震に慣れていない丁髷の侍が、江戸で地面の揺れに驚き慌てている姿、そして「殿を守らねば!」とばかりに耐震構造の建物の普請を大至急すすめた姿が何だか時代劇ばりに浮かんできて、この記事を読みつつ私は一人、頬を緩めてしまったのでした。



旅客宇宙船

 

宇宙船貸します

 

ご愛読、ありがとうございます。

 

ご覧の飛行物体、その独特なスタイルがカッコいいですね!普通に空を飛んでいる写真ですが、これは旅客機ではなくて、英ヴァージン・グループが開発した「スペースシップ2」という名の、れっきとした宇宙船なんです。

 

この「スペースシップ2」は、弾道飛行スペースプレーンと呼ばれるタイプの宇宙船です。スペースプレーンとは、ロケットのような特別な打上げ施設を必要としない宇宙船のこと、だそうです。

 

この機体は、航空機に吊り下げられて離陸した後、高度が約15キロに達したところで分離され、宇宙空間に上昇するという飛行スタイルのようで、高度約110キロまで到達できる性能をもっているとか。

 

でも、高度約110キロって、いわゆるスペースシャトルが行っていたような宇宙空間とは全然レベルが違うのではないでしょうか?

 

その理由は、この宇宙船の使用目的が、スペースシャトルとは全く違うからなんですね。実はこのスペースシップ2、ヴァージン・グループによる「民間宇宙旅行」用の「旅客宇宙船」なんです。

 

同グループは、「商品」としての宇宙旅行の実現を目指していて、来年には初飛行を計画している模様。今回はそれに向けて、この「スペースシップ2」を最大で3回、米航空宇宙局(NASA)に貸し出す契約を結んだというニュースが報じられていました。

 

NASAはこの宇宙船を使って、民間や大学の研究者らに「宇宙実験」の機会を提供するそうで、ヴァージン・グループ側からすると宇宙船そのものの実験の意味もあるのかもしれませんね。

 

ちなみに、この機体で実現する「宇宙旅行」ってどんなレベルかご存知ですか?私も驚きましたが、それは「乗客が数分間の無重力を体験できる」というものだそうです。まあ、高度110キロだとそんなものでしょうか。まあ正直、「宇宙旅行」という言葉から想像するものには、まだまだ程遠いなあ、という感じですね。

 

しかし、それでもこの「宇宙旅行」の代金は、1人約1500万円もするのですよ!それも驚きですが、またこの旅行に既に455人もの方が予約をしておられるといいますから、これまた驚きです。

 

いやあ、数分間の無重力に1500万円...。何というか、月並みな感想ですが、あるところには、あるんですね...。



風になれる場所

 

風の吹くところ

 

ご愛読、ありがとうございます。

 

今日はとっても気持ちのいい画像のあるニュースをを見つけたので、あまりくどくどと長文を書かず、画像メインでいこうと思います。

 

ここはスイス南部アルプス。イタリアとの国境に近い場所です。この標高2465mの場所に、風力発電の風車がお目見えしました。もちろん、ヨーロッパで一番高いところにある風車です。

 

まわりの景色が雄大すぎて、風車はさほど大きくは感じないのですが、これでも高さ118mもある大きなもの。2012年に稼働を始めると、その出力は一般家庭800軒分に相当すると言います。

 

写真の左側に、水力発電のダムらしきものが見えます。この水力発電所と送電網を共有する計画なんですね。

 

その規模、そしてその建設の苦労などにも触れたいところですが、今日はもう、やめておきましょう。

 

 

さあ、この風車を回す風になった気分で、この絶景を楽しみましょう。ご一緒に!






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