ご愛読、ありがとうございます。
今日は岡山県津山市でつくらせていただいている「木想家」の、社内検査に行ってまいりました。竣工間近の今、そしてその考え方を少しご紹介いたします。
上の画像、木々の向こうにその姿が見えています。手前の土手の並木は全て桜。春には素晴らしい眺めとなります。この木想家、そのコンセプトのひとつは「桜並木を楽しむ家」なんです。
1階の家族の間にはこちらの方向へ大きく掃出し窓を設け、さらにデッキをつくりました。2階もその上に大きくバルコニーデッキを張り出し、そこからも眺めを楽しみつつ、西側となるこちら側から1階への日差しを遮る役目も担っています。
デッキの北側には畳の間が張り出して、一番きつい夏の西日の時には影ができるようにもしてあります。
この桜並木、実はこの敷地に生えているのではありません。この土地は「グリーンヒルズ津山」という広い広い公園の敷地に隣接していて、その公園のほうの並木なのですね。まさに最高の借景であります。
ちなみにグリーンヒルズ津山はこんな公園。さすがに岡山でも県北である津山市。もう美しい紅葉の季節となっていました。
また、公園と反対側には、遠方の山々への眺望も開けています。そしてそれを最大限に楽しむために、1階の家族の間が一部、眺望の方向へ向けて45度振った間取りになっているんですよ。こんな風に。
この窓からの眺望、今日は手前に大きな外構工事の作業車が停まっていたのでうまく撮れませんでした。代わりに2階からの眺めを。
高台になっているこの敷地。1階からでも、この南東の方角には津山市中心街と、その向こうに山々が臨めます。とても気持ちがいいですね。
今日の社内検査では、内部の施工精度や納まりなどのチェックに加えて、それぞれの場所からの眺望の広がり、そして庭と建物の関係なども、設計時の想定通りになっているかを確認してきました。
最初にこの敷地を見せていただいた時、南東方向のその眺め、西側の隣の公園への借景、その素敵なロケーションに驚きました。
それを何とか最高の形でプランに取り入れたい、しかし南側の隣家とのプライバシー確保も大事、隣の窓ばかり見える家はよくない、そんなことを色々と考えました。
そしてできあがったのが、一部角度を振ることで窓が正対するのを避け、かつ眺望の方向を向くプラン、西日をある程度避けることができながら、西側の桜並木を家の中に取り込めるこのプランなんです。
今日はその効果を再確認でき、大変嬉しい思いでした。家づくりをご一緒下さったお客さまに、心から感謝です!
さあ、竣工まであと少し。建物内部は、またご紹介いたしますね。






