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3. ECOネタピックアップの最近のブログ記事

裏返しの茶こし

 

ペットボトル用茶こし

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

KJWORKSのスタッフも日々の生活の中で、「ちょこっとエコ」と言うべきことに気をつけているんですが、今日はなんだかそれに相応しいグッズを見つけましたよ。

 

これは、「ペットボトル専用茶こし」なんです。その名は「チャッティー」。う~ん、名前は今ひとつかも...。

 

でも、急須なしで緑茶を作れるということで、まさにちょこっとエコなこの製品、大人気なのだそうです。今までの累計販売本数は1万本、予約を入れると3万本といいます。まさに大ヒットですね。

 

なんといってもその魅力は、水とお茶の葉だけで簡単においしいお茶が入れられること。作り方は以下のとおりです。

1.ペットボトルに水と緑茶の茶葉を入れて2、3回シェイクする。

2.ボトルの口に「チャッティー」を取り付ける。

3.15分から20分間、待つ。

作り方、という程でもないくらい、簡単極まりないです!

 

私が面白いと思ったのは、茶こしの方法が通常の急須で入れるのと逆になっているところです。急須の場合は茶こしの内側に茶葉が入り、内側にお湯を注ぐのですが、このチャッティーは、茶こしの外側に茶葉があります。

 

要するに、普通の茶こしを裏返した形状の製品、ということなんですね。その発想が楽しいです!まさに、アイデアの勝利だと思いました。

 

昨今、マイボトルでお茶を持ち歩く人が増えていると聞きます。それだけでも、無駄な飲料の購入や空き缶の問題、そして健康面でも、いいことづくめだと思うのですが、こういう手軽な商品があると、さらにその現象に弾みがつきそうです。だからこそこういう商品が売れるのですね。

 

こうしたちょこっとエコも、全国規模で考えればかなりの省資源、かなりのエコ現象。日本中の「ちょこっと」を積み上げられそうな良品に、おしみない拍手を送ります。



もみ殻の炭から

 

もみがら活性炭

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

KJWORKSでは、吸放湿性能をもった左官材料、たとえば「漆喰」や「美ら珊瑚」といったものを建物の壁に施工し、「きれいな空気の家」をつくろうとしています。

 

その吸放湿性能、あるいは臭い成分の吸着性能には、その「多孔質」という特徴が大きなポイントになるのですが、さらにその上をいく多孔質材料に、「活性炭」というものがあります。

 

活性炭とはその微細な穴(細孔)に多くの物質を吸着させる性質をもつ、大部分が炭素からなる物質のことです。その性質を利用して、脱臭、水質浄化、毒物中毒における毒の吸着等に用いられているんですね。私などは、活性炭と聞くと「キムコ」という単語が頭に浮かぶ世代であります(笑)。

 

その活性炭の世界に、素晴らしいニューフェイスが開発されたというニュースがありました。それは、農協などで処分に困っているという稲の「もみ殻」を使ったもの。今までにない高性能な活性炭だといいます。

 

といっても、単にもみ殻を炭にしただけでは活性炭にはならないのです。そこに残った二酸化ケイ素がジャマをするため、だそうです。今回はこれを水酸化カリウムなどと混ぜて熱処理することで、うまく二酸化ケイ素を取り除くことに成功した、とのこと。

 

このもみ殻活性炭の表面には、直径1.1ナノメートルの超微細な穴が大量にできています。ナノメートルというのは10億分の1メートルですこの穴によって表面積が劇的に増え、他の物質への吸着力が飛躍的に向上するんですね。

 

驚くなかれ、このもみ殻活性炭、たった1グラムがもつ表面積は、2500平方メートルだといいます!普段100平方メートルとか150平方メートルとかいった床面積の住宅を設計している私、その25棟分の面積が、1グラムに!?

 

この驚異の表面積が、高い高い吸着性能を生むわけですね。この性能、一般的な活性炭の2.5倍といいますから、このニューフェイス、なかなかやります。

 

なんといっても、私たちの主食、米を生産した残りの材料からできるというのがいいですよね。米を自給自足し、そしてそのもみ殻からは水質浄化や温室効果ガスなどの排出抑制に有効な活性炭を生産する。とてもいい話です。

 

さらに、この活性炭という材料、大量の水素を吸着させることで燃料電池の材料にもなるのだそうです。なんともエコな未来への展望を開く、素晴らしい材料ではありませんか。

 

何か、毎日もっと米を食べようかな、なんて気にもなるニュースでした。早期の実用化が待たれます!



携帯もリサイクル

 

eco_den

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今や巷にもっともでまわっている「機械」は、おそらく携帯電話でしょうね。そして、ポータブルゲーム機も。このような「小型家電」ともいえる電子機器類には、レアメタル(希少金属)が使われています。

 

一台一台に使われている量は微小でも、その数が膨大ですから、レアメタルの使用量もトータルでは凄い量になっているはず。これをそのままゴミとして処分してしまうのは、本当に勿体ない話です。

 

従来、各自治体の単位ではそのリサイクルのための制度が色々とつくられてきていましたし、「使用済小型家電の回収モデル事業」というような助成金事業もあって、例えば八王子市などはそれを活用してリサイクルを実施していました。画像は、京都市がおこなっていた事業の、わかりやすくリサイクル対象製品を示すものですね。

 

しかし今の時代、このようなことはやはり国として制度化していくべきだろうに、と思っていたら、環境省の廃棄物・リサイクル対策部がようやく動き出したようですよ。従来の家庭用廃家電の回収、リサイクルの対象品目に、これらの小型情報機器も加わることになるようです。

 

現在法的にリサイクル対象になっているのは、テレビ、エアコン、冷蔵・冷凍庫、洗濯・乾燥機の家電4品目とパソコンです。これらの対象製品は、現在廃棄される家電のうち重量換算で約7割だそうで、残りの大半がいわゆる小型情報家電なのだとか。廃棄物の減量、そしてレアメタルのリサイクルの意味でも、今回の新しい制度化が必須と判断されたわけですね。

 

現在対象とされる予定の家電は以下の14種類です。携帯電話、ゲーム機(小型以外)、ゲーム機(小型)、ポータブルCD・MDプレーヤー、ポータブルデジタルオーディオプレーヤー、デジタルカメラ、カーナビ、ビデオカメラ、DVDプレーヤー、オーディオ、カーオーディオ、ヘアドライヤー、電子レンジ、電気掃除機。

 

これら14品目の回収可能なものの価値は、なんと年間約350億円もあるのだそうです!これこそまさに「都市鉱山」ですよね。

 

ただ、携帯電話などのリサイクルにおいては、内部に残された情報、その個人情報の扱いなども問題となりえるようで、その辺りはまだまだ審議が続いていく模様です。

 

しかし、ようやく環境省、経済産業省がその重い腰を上げたというのは、評価してよいと思います。貴重な貴金属やレアメタルが、今までは単に消費されていたわけですから、ね。

 

小型家電のリサイクル。そこにまた、新たな雇用創出の機会や、新しいビジネスチャンスもあるような、そんな気がします。



森林認証の紙から

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

毎月、毎週、途方も無い部数が発行されている「雑誌」。そこに使われている紙も、元は森の木々から作られているのですよね。

 

それらの紙資源の浪費が、森林伐採を加速しているのでは?そんな思いをもつのは、私だけではないでしょう。今や出版社も、そのような環境への影響についての意識を、しっかりと打ち出さないといけない時代だと思います。

 

そんな中、「婦人画報」や「ELLE」など、多くの人気雑誌を発行するアシェット婦人画報社(東京都港区)が、国内の出版社としては初めて、「森林管理協議会(FSC)」と「森林認証プログラム(PEFC)」の認証を取得したそうです。

 

私たちのように「木の家づくり」に従事するものとしては、この「森林認証」というのは聞き慣れたものですが、一般の方々にはまだまだ馴染みが薄い言葉ですよね。

 

森林認証というのは、「森林からの木材の生産、そしてその後の流通や加工までの工程について、それらが適切に管理され、森林が持続可能な状態となっている」ことを、証明する制度なんです。

 

認証母体はいくつかあるのですが、今回アシェット婦人画報社が取得したのは、国際機関であるFSC 森林管理協議会 (Forest Stewardship Council) とPEFC森林認証プログラム(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)の2つです。どちらも非常にメジャーなものですね。

 

少し、同社のHPより抜粋します。

「アシェット婦人画報社では、CSRの一環として、以前より「サステナブルディベロップメント(持続可能な開発)」に力を入れており、紙を大量に(年間一万トン規模)使用する企業として、環境に与える汚染などの影響を減らすためどのように貢献することができるかを数年前から考えてきました。厳密な審査を必要とするFSCとPEFCの2つの認証紙を導入することで、森林資材を保護し、流通工程や加工までが管理されることが社会的責任につながると考え、本プロジェクトの着想から実現まで約6カ月かけ、11月末に認証取得に至りました。」

 

年間一万トン規模!もの凄い量。まずそれに驚いてしまいます。

 

そのように森林資源を多量に使用する企業が、このような「持続可能性」に目覚めて活動をされるというのは、非常に環境への好影響となりますし、そのような思想をさらに一般に広める意味でも、よく知られた出版社による社会貢献としてたいへん意義深いことだと思います。

 

同社では今年以降、認証済みの用紙を「ELLE JAPON」「25ans」「婦人画報」「MEN’S CLUB」等の月刊誌をはじめ、定期刊行物全誌に順次導入していくとのことで、さらにその他の刊行物も、次の段階として可能な限り対象にしていくそうです。素晴らしい!

 

ちなみに、今回の雑誌に限らず、認証を受けた森林の材で作られた製品には専用のロゴマークがついて、環境に配慮した製品であることが見た目に分かるようになるんです。消費者はそれによって、環境に配慮した製品を選ぶことができるというわけです。

 

確かに今の時代、それもひとつの大切な「差別化」なのかもしれませんね。



アンモニア社会

 

アンモニア

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今日もまた、世界をひっくり返しかねない、素晴らしい研究のことを知りましたので、興奮しつつ取り上げます!

 

「アンモニア」と聞くと、理科の実験で嗅いだあの強烈な刺激臭が思い浮かびますよね。でも、アンモニアというものは、この世界にとって大変重要な物質なんです。

 

何故重要か。それは、あらゆる生物が生きていくために、タンパク質やDNAの構成材料でもある窒素が必須元素であること。そして、にもかかわらず生物は空気中の窒素を直接利用することができない、という事情があるからです。

 

写真は、マメ科の植物、レンゲソウです。これらマメ科植物の根には「根粒菌」というものが共生しており、根粒菌の持つ「ニトロゲナーゼ」の作用で、窒素をアンモニアに変換できます。このように植物は窒素を土中から取り入れることができ、動物たちはそれら植物を食べることでしか窒素を摂ることができないわけです。

 

そこで、植物に効率よく窒素化合物を与える目的で、空気中の窒素からアンモニアをつくり、そこから化学肥料をつくるという方法が発明されました。これは、人類全体の食糧事情を考えた時に、革命的とも言える出来事だったんですね。

 

しかし、この方法にはまだ不完全なところがありました。それは、「合成に多大なエネルギーを必要とする」ということ。この方法では、鉄系の触媒を使い、高温高圧の条件下で窒素と水素を反応させてアンモニアをつくります。その際のエネルギー消費は膨大なもので、世界のエネルギーの数パーセントは、アンモニアを作るために使われていると言いますから、すごいものですね。

 

それを受けて今、植物がおこなっているような、常温常圧でのアンモニア合成手法を求めて研究が盛んにおこなわれ、日本の研究者が、その素晴らしい方法への糸口を発見したということなんです。

 

まだ完全とは言えないようですが、最終的な目標としては、アンモニアを空気中の窒素から常温常圧で合成し、かつその際に必要となる水素イオンを水から取り出すという、とてもECOな方法へ向かってその研究は進んでいるようです。

 

このような素晴らしい研究が成功し、アンモニア合成が現実のものとなったら、どうなるか。単に肥料をつくることが簡単にできる、というレベルの話ではないんです。

 

その時アンモニアは、燃料として使われます。環境に与える負荷が少ないアンモニアは、エネルギー、資源といったいろんな問題を全部一挙に解決できる、究極のエネルギー媒体になるのではないかと言われているんですよ。

 

空気中の窒素と水からアンモニアを合成し、それを燃料とする。酸素との化合でNOxが出るいう問題も、今ではかなり有効な触媒が開発されていて、おそらく解決可能だろう、とのこと。

 

いや、本当にそうなれば、凄いことだと思います。エネルギー問題、そして化石燃料によるCO2の問題、オゾン層の破壊、色んな問題を解決できる救世主となりえる。それがアンモニアなんですね。

 

私も、そのような研究のことは全く知りませんでしたが、そうやってエネルギー問題を解決すべく日夜研究を続けておられる方々には、本当に頭が下がる思いがしました。

 

今回の研究者、西林博士の言葉です。

「化石燃料に頼っている世界はいずれ終わりを迎えますから、新しい技術で世界を変えていかなければなりません。人類の役に立つプロセスを開発することが、アカデミックな領域にいる科学者の役割でしょう。技術立国である日本は、もっとこうした研究を武器にして、発展途上国に貢献するといった取り組みを行っていく必要があります。 」

 

いや素晴らしい!頑張ってください!



冷たいパソコン

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

パソコンを触らない日はまずない、というほどに、私の毎日にパソコンは必須のものになっています。いいのか悪いのか...。

 

そのパソコン、そして最近ではDVDレコーダーなどにも、「ハードディスク」というものが搭載されていますね。これは磁石を利用した情報の記録装置のことです。

 

その原理は、小さな小さな磁石が並んでいて、それに磁場をかけることでその向きを制御することにあります。どの磁石がどちらに向いているかが、情報の記録となるわけですね。

 

そして、その磁場を発生させるのには、コイルに電流を流すことが必要です。結果、パソコンはその部分でも電力を消費し、また「発熱する機械」となっているのが現状です。

 

しかし、最新の研究成果では、このハードディスクの電力消費をゼロにすることができるかもしれない、そんな素晴らしい成果にまで辿り着こうとしているようですよ。

 

これは、磁場を生む仕組みとして、電流を流すのではなくて、電圧をかけることでその効果を得ようというもの。電圧をかけるだけですから、上の画像のように、電力消費がなくなるというわけです。結果、電力コイルからの熱も発生せず、「冷たいパソコン」ができるかもしれない。これはすごい、画期的な発見ですよね!

 

しかも、この効果を生むためには、ひとつひとつの磁石が現在のハードディスクのものよりもさらに物凄く小さいものである必要があるそうで、その結果として、同じ大きさの記憶媒体ならば、現在のものよりも1000〜10000倍の高密度化が図れるとか。今の10000倍入るハードディスク、それもまた、すごい話です。

 

いわゆるレアアースも使わず、鉄という素材だけでこの仕組みが作れるというからそれもびっくりです!

 

電力なし、レアアースなし、超々高密度。そんなものが、ありふれた鉄という素材からつくられる。ナノテクノロジーというのはすごいもんだと思うとともに、まだまだ人間にとって、「充分に知っている」と思い込んでいる素材たちにも全然知らない側面、奥深い世界が隠されているんだなあ、そんなことを感じた次第です。

 

そんな世界が垣間見えるこのような大発見には、何だかワクワクしますね!






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