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上棟祭

校舎の卒業式02

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居留地の遺産02

テントの家

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21世紀の塔

壁と窓

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最古の浴槽

松江城フィギュア

KJ WORKSの設計術や家づくりについて私の想いを、日々綴っています。
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5. 素晴らしき建築の世界の最近のブログ記事

出雲大社の屋根が見られる

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今日は素晴らしい建築の普段見られないところをを間近で見られる、というお話です。

 

島根県の出雲大社では、現在60年ぶりという本殿の大改修が進められているんですね。その工事の中、普段は見ることができない本殿の大屋根、しかもその構造部分が見学できるようになるそうです!

 

写真のように、本殿をすっぽり覆う大屋根が掛けられているんですが、軒下すぐの高さにステージを組み、普段は高いところにある屋根を、間近で見ることが出来るというわけなんです。

 

神社の中でも最大規模といわれるこの大屋根、なんと585平方メートルもあるそうです。180坪ですよ!この屋根に葺かれていた檜皮(ひわだ)が今回取り外されたのですが、これが50トンもあったそうですから、その量たるやすごいものですね!

 

そしてこの10月から新しい檜皮が葺き始められるそうです。その前にその下地、屋根の構造部分を見学できるという、かなり貴重な機会だと言えそうです。私のようなものには、もう垂涎のチャンスと言えますね!

 

8月後半から9月20頃にかけて、何日か見学の機会があるそうです。こ、これは行かねば...。

 

以前に、京都の西本願寺御影堂の大改修の際、同様のステージから屋根を見ることが出来たのですが、それはもうすごい迫力です。普段地上から見上げているのとはぜんぜん違う大きさで屋根が迫ってきて、これをつくった昔の匠の技術に頭が下がる思いがしました。今回も、見たら同じ思いがきっと得られるだろうと想像できますね。

 

ちなみに拝観は無料で、問合せは、出雲大社社務所(0853・53・3100)まで、ということですので、ご興味がおありの方は、是非足をのばされてはいかがでしょうか!



縄の芸術

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今年もいよいよ、祇園祭が近づいてきましたね。宵山に向けて、山鉾の組立作業である「鉾建て」が始まったようです。

 

この鉾建て、昔からの伝統技法を用いて、釘や金物を一切使わない方法で建てられているんですよ。それを「縄絡み(なわがらみ)」と言います。やはり私も商売柄、こういうことにはとても興味があるんです!

 

基本的には「貫(ぬき)」や「筋交(すじかい)」といった木材を用いて組み立てられるのですが、画像でご覧のように、そこに縄を巻きつけていくんです。金物でガチガチに固めるのではなく、縄で「緩やか」に組み立てていくことで、衝撃を分散することのできる柔軟性と強度を併せ持った構造となるのだそうです。

 

そこに、移動する構造物である「山鉾」と固定されている「建築」との違いが表れていて、面白いですね。ひとつの鉾で、部材を固定するために使う荒縄の長さはおよそ5キロにも及ぶといいますから、すごいですね。

 

また、この縄絡み、構造的な意味だけでなく、見た目がとにかく美しいんです。こんな感じです!

 

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最終的には、色んな飾り付けをされた山鉾の姿に、この縄は見えません。隠れてしまう部分にも関わらず、これほどまでに美しく仕上げる。そこに、日本人の美意識と「伝統」というものを感じますね。

 

宵山初日の14日までには、このようにして組立てられた山鉾32基が出揃います。でも、この「縄絡み」の姿で32基が並んだら、それはそれで美しいだろうなあ、そんなことを空想する次第です。



京都の坪庭

 

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

古い町家が、最近とても人気のようですね。改修をして店舗やレストランなどになっている事例を、よく目にします。

 

町家、と聞いて私が真っ先に思い浮かべるのは、京都のいわゆる「鰻の寝床」と呼ばれる細長い建物です。その空間を最初に体験したときはとてもびっくりしました。「こんな建物があり得るのか」と思いましたね。

 

その昔、建物の間口寸法で税金が決められていた時代に、その対策としてこのような建築形式が生まれたと聞いたことがあります。

 

とにかく、長い、長い。細長い建物の中にまた通り土間があったりして、奥へ奥へとひとを導きます。

 

そして、要所要所の間取りの区切りに位置しているのが、いわゆる「坪庭」です。小さな中庭ですね。京都の町家に住む、ということにおいて、この坪庭はとても大きな意味をもっているようです。

 

まずは部屋に陽の光を導く「光庭」としての機能、そしてこの小さな「穴」に上昇気流が生じることによって建物内に風を起こす効果もあるんですね。

 

そしてもちろん、その庭のしつらえによって生活に潤いを与えるという、ソフトの面でも大きな役割を担っています。長い建物の中にいくつもの坪庭をもつ家もあり、それぞれに趣向を凝らしてつくられた庭は、まさに「小宇宙」という感じの風情をもつものも多いようですね。

 

「小さなものの中に大きなものを見る」という日本人の感性が、この坪庭という秀逸な装置を生み出したのかもしれませんね。もっと大きくつくれたのに、あえて小さくしたのかも?と思ったりするくらいです。

 

実は、KJWORKSの家づくりの中でも、この京都の坪庭から発想を得た中庭をつくったことがあるんです。つくってみるとなおさらその効果を実感しますし、昔の人の知恵と感性のすばらしさを感じることができましたよ。

 

建物にとっての中と外の関係を考えるとき、街中に住む場合のそのひとつの答えが、このような形式の庭に示されている。そんなことを思いますし、それを家づくりに活かしていきたいですね、これからも。



木でつくるデザイン

 
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いつもお読みいただきありがとうございます。

この屋根、京都は仁和寺にある茶室の屋根です。これは、樋ですね。

今の住宅で雨樋といえば、塩ビ製のものが大半です。ガルバリウム製のものもあり、KJWORKSではどちらかというとガルバが多いですが、いずれにせよ人工材料のものですね。

しかし、このような草庵風の茶室や、あるいは信州・妻籠などの伝統的建築群では、軒樋も竪樋も、当然のように自然素材で作られています。

軒樋は竹を半割にして節を抜いたもの。竪樋も竹ですね。そして、軒樋が受けた雨を竪樋に流し込む部分は、板を組んだもの。

ぱっと見ると、「ああ竹の樋やなあ」と思って終わりなのですが、でもよくよく見ると、各部分がちゃんとデザインされていることに気づきます。その美しさに、私はしばらくこの樋だけを眺め続けてしまったのでした。

まず、軒樋を支えている部材、これも板を削って作られていますが、その曲線の美しいこと!ただ支えるだけなら、樋が乗っかる部分だけ削ればいいのですから、これは明らかに「より美しく」と思って形を整えているに違いありません。

また、板を組んだ「枡」が下に向かって絞られた形状になっていることで、重くないシャープな見た目になりますし、それを締め付けている鉢巻状の部分も、絶妙な位置に付いていると思います。

さらに竪樋の竹の一部が伸びて「枡」に留めつけられているんですが、その形がまたとても美しいです。シャキッと斜めにカットされて、実用上も意味がありますし、よりシャープさを強調する効果も感じられますね。

こういうのを見ると、自然素材を使い慣れているが故の「用の美」と、意匠的にもっとすっきりと軽く、というデザイン的意図の両方を、うまくひとつの形にまとめあげていることを強く感じます。

本当に昔の人の感性の鋭さには驚かされますし、素直に感服してしまいますね。

自分が設計する家も、このような視点をもってデザインしていきたいと、強く思う次第です。
いい勉強をさせていただきました!




バランスの美

 


いつもお読みいただきありがとうございます。

今日は、京都の仁和寺へ行ったときに見つけた「美」を紹介します。

紹介というか、写真を見れば一目瞭然、大小さまざま、形状もさまざまな石を集めて敷き詰めた露地の通り道ですね。

いろんな形、いろんな大きさの石を使いながら、全体としてぴしっと一直線になっていて、また石の大きさ、形の組み合わせ方が何とも美しいですね。

途中で斜めに振った石をあえて入れているところなんか、凄く「憎い」です!思わずしばらく見入ってしまいました。

日本人の感性は、よく「余白の美」などと言われたりしますが、このような「集合の美」と言うべきものも、一方ではあるわけなんですね。でも考えてみると、両者に共通するのは、絶妙なバランス感覚だと思います。

図と地のバランスということで考えると、飛び石のように石があるところとないところの関係も、そしてこのようにたくさんの石を集めながらその中での大きいもの、斜めのもの、小さいものの関係も、同じような意識で決められているんじゃないかなあ?

この敷き詰められた石を見て、そんなことを思った私でした。まったく凄いですね、昔の粋人の感性というのは。少しは私もあやかりたいものです。



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竹の力

 


いつもお読みいただきありがとうございます。

今日は、いつだったか奈良の寺院に参詣した時の写真から。

階段の脇、斜面になったところへ、竹が組んで置いてありました。また、階段を上がりきったところにも、二つの台の間に渡した竹が。

これ、斜面の方は「ここを歩いて上がっちゃ駄目ですよ」の意味、横に渡した方は「ここから先に入っちゃ駄目ですよ」の意味ですね。ただ置いてあるだけですが、何となく見たらわかりますよね。やはり自然の素材ですから、木造建築と違和感なくおさまっています。

考えてみたら、このような使い方の他にも、「遮る」という意味の装置には、往々にして竹が素材として使われているのに気づきます。

今日の町家によくある「犬矢来(いぬやらい)」もそうですし、竹垣という言葉がある通り、いわゆる垣根のデザインにおいては、もっともポピュラーな素材だと言えます。光悦垣、建仁寺垣、金閣寺垣などなど、様々な種類の垣根が生み出されるほどに、竹はこういった造園のデザインに多用されているんですね。

その意味を私なりに考えてみると、竹という素材に何か神聖な、霊力のようなものが備わっているようにも思いますし、またそのようなデザイン、そういった使い方を見続けてきた日本人の遺伝子が、竹を置くことに「遮る」意味を読み取るのではないか、そうも思えます。

最近は偽物の竹によるフェンスもあったりして、見ると寒気がしますが、こういった本物の素材とそれを生かしたデザインと言うのは、古びることなく、人々の記憶に深く刻まれているのだなあ、そんなことを感じさせてくれたデザインでした。



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